海軍兵学校第七十三期 英霊譜( 航空)

神風特別攻撃隊A

 

昭和20年 5月11日

  鈴木  圓一郎

  七六二空  第三銀河隊(銀河/宮崎)

  南西諸島方面

  遺詠(日記より)

  打ち合わす剣の下に迷いなく 身を捨ててこそ生る道あれ

  もののふの心の鏡曇らずば 立ち合ふ敵を映し知るべし

.              天も地も己れとでもなし急降下 ただ目標と艦爆だましい

.              もののふがかくなれかしと定めたれ ダイブの如くありたきものぞ

.              なつかしの母の手紙をいただきて 待ちこがれたる身ぞおかしき

 

  村上  守

  七六二空  第三銀河隊(銀河/宮崎)

  南西諸島方面

 

 

 

 

昭和20年 5月25日

  永吉  晃

  七二一空  第九神雷攻撃隊(陸攻/鹿屋)

  九州南方海域

 

 

 

 

  野田  勉

  高知空  菊水部隊白菊隊(白菊/鹿屋)

  南西諸島方面

  遺詠

  もののふの上矢のかぶら一筋すぢに 思ふこころは神ぞ知るらん

  君がためつくす心の直なるは 空行く神や一人知るらん

.              おくれなば梅も桜におとるらん さきがけてこそ色も香もあれ

.              君がためすつる命はをしからで ただおもはるる国のゆくすゑ

.             ご母堂ご詠歌

.              空蝉のもぬけのからを見るにつけ ただ忍ばるるありし面かげ

.              天かけりうせにしたまよ故里の ははのふとこにとく帰りませ

 

昭和20年 5月28日

  縄野  恭平

  高知空  第二次菊水部隊白菊隊(白菊/鹿屋)

  南西諸島方面

 

 

 

 

昭和20年 8月 9日

  茨木  松夫

  七五二空  第二次流星隊(流星/木更津)

  本州東方海域

 

 

 

 

昭和20年 6月22日

  伊藤  正一

  七二一空  第十神雷攻撃隊(陸攻/鹿屋)

  九州南方海域

  遺詠

   わがつねに ねがいをること かなひけり とはのいのちに われは生きなむ

   ちちははと あにあねおとと われとあり かえりみざりき しこのみたては

 

 

昭和20年 8月13日

  平野  亨

  六〇一空  第四御盾隊(彗星/百里原)

  本州東方海域

 

 

 

 

  元   八郎

  七五二空  第三次流星隊(流星/木更津)

  本州東方海域

 

 

 

 

昭和20年 8月15日

  水上  潤一

  六〇一空  第四御盾隊(彗星/百里原)

  本州東方海域

 

 

 

 

  北見  武雄

  七〇一空  宇垣 纏中将特攻(彗星/大分)

  南西諸島方面

 

 

 

  伊東  幸彦

  七〇一空  宇垣 纏中将特攻(彗星/大分)

  南西諸島方面

 

  遺詠

   いそがねどやがて嵐のさそひきて 心せはしく散る桜花

 

海兵73期

更新日:2007/02/14