海軍兵学校第七十三期 英霊譜( 艦船)

昭和19年 11月 3日〜11月29日

 

昭和19年11月 3日

駆逐艦「秋風」、南支那海にて航空母艦「隼鷹」の身代わりとなって米潜Pintadoの雷撃を受け沈没

  森   道則

 

 

 

 

 

  田口  譲二

 

 

 

 

 

「隼鷹」の生存者は「秋風」の偉勲を後世に伝えるため、呉海軍墓地「隼鷹」慰霊碑と並んで慰霊碑が建立された

 

昭和19年11月10日

駆逐艦「秋霜」

  岸本  房男

  レイテ輸送の護衛中、セブ島北方海域にて敵機P38が来襲、

  頭部を機関銃で撃たれ戦死

 

 

 

 

昭和19年11月11日

駆逐艦「島風」、第26師団輸送船団の護衛中、オルモック湾にて米空母艦載機の攻撃を受け沈没

  蛇平  長五郎

 

 

 

 

 

 

駆逐艦「浜波」、第26師団輸送船団の護衛中、オルモック湾にて米空母艦載機の攻撃を受け沈没

  林田  三郎

  当初「能代」乗組、沈没時に御真影を背負って泳ぎ「浜波」に救助、

  以後「浜波」航海士として勤務

  艦長命により一番機銃指揮官として勇戦中戦死、敵機撃墜確実4機

 

 

 

駆逐艦「長波」、第26師団輸送船団の護衛中、オルモック湾にて米空母艦載機の攻撃を受け沈没

  亀有  正躬

 

 

 

 

 

 

昭和19年11月13日

駆逐艦「曙」、マニラ湾にて米空母艦載機の空襲により沈没

  佐藤  安一

  全員退艦命令後、岸壁の消火栓を操作中

  「曙」の魚雷が誘発し上空に飛ばされ戦死

 

 

 

 

昭和19年11月14日

巡洋艦「木曽」、マニラ湾にて米空母艦載機の空襲により沈没(13日)

  村川  洋三

 

 

 

 

 

 

昭和19年11月17日

航空母艦「神鷹」、ヒ81船団の護衛中、黄海・済州島沖にて米潜Spadefishの雷撃を受け沈没

  景山  正三

 

 

 

 

 

  福家  正明

 

 

 

 

 

 

昭和19年11月21日

戦艦「金剛」、ブルネイから本土へ航行中、台湾北西方海域にて米潜Sealionの雷撃を受け沈没

  桑谷  譽

 

 

 

 

 

  月岡  法義

 

 

 

 

 

  赤松  哲

 

 

 

  ご尊父ご詠歌

  国のため花と散りたる勇ましさ 勲は永遠に尊かりけり

  新美  貴男

 

 

 

 

 

  菊田  稲次郎

 

 

 

 

 

 

駆逐艦「浦風」、ブルネイから本土へ航行中、台湾北西方海域にて米潜Sealionの雷撃を受け沈没

  大塚  義雄

 

 

 

 

 

  酒井  昌克

 

 

 

 

 

 

昭和19年11月25日

駆逐艦「霜月」、ボルネオ島西方海域にて米潜Cavallaの雷撃を受け沈没

  有吉  啓次郎

 

 

 

 

 

  野呂田 祐三

 

 

 

 

 

 

巡洋艦「熊野」、ルソン島・コロン湾沖にて米空母艦載機の攻撃を受け沈没

  岡野  一郎

 

 

 

 

 

 

輸送船「サントス丸」、比島沖にて被雷沈没

  村上  秋雄

 

 

 

 

 

昭和19年11月29日

航空母艦「信濃」、潮岬南方海域にて米潜Archerfishの雷撃を受け沈没

  安田  督

  当初、駆逐艦「春雨」乗組、あ号作戦にて負傷、内地に還って療養

  その後、航空母艦「信濃」艤装員に選ばれ航海士として着任

  沈没時、軍艦旗を肩から身体に巻き、阿部艦長の傍らに持して艦と運命を共にした

  ご尊父ご詠歌  

  矢弾つき御艦は今やしづみゆく 荒渦巻に御旗は消えぬ

 

海兵73期

更新日:2006/01/03