アマランサスとは
アマランサスは南米原産のハゲイトウの仲間、ヒユ科、ヒユ属の一年草で、ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」です。
アマランサスの栄養価
タンパク質は精白米の約2倍。雑穀の中でもタンパク質の多いソバをも上回っていて、質的にも優れています。カルシウムは精白米の25倍、脂質は5.6倍、鉄分は50倍と、ヒエ、キビ、アワに較べてもはるかに多く、その他、繊維、リン、カリウムなども多い、栄養価の高い食品です。
アマランサスの食べ方
アマランサスはとても粒が細かいため土やゴミが選別されずに残っていることがあるので、調理前に目の細かい茶漉しなどを使ってよく水洗いしてください。
●ご飯と炊く
お米にお好みの量を混ぜて普通に炊けます。キビやアワとは違った独特の食感があります。
●料理に使う
アマランサスは味はあまりありませんが、よく噛むと少し土臭く苦みがあります。ですから味を楽しむよりも、トッピングや和え物として、魚卵のような食感を楽しむように料理すると美味しくいただけます。
アマランサスの炊き方
1.鍋にアマランサスと分量の水(2〜3倍ほど)を入れ、かき混ぜながら強火で煮ます。
※カツオなどのダシと塩で炊くとより魚卵っぽくなります。
2.余分な水分が無くなり、粘りが出て鍋の底が見えるようになったら、フタをしてとろ火で15〜20分ほど炊き、火を止めてしばらく蒸らします。
3.表面にとろみが出ます。そのまま料理に使ってもいいですが、水で洗うとプチプチした食感がいっそう楽しめます。
炊きあがったアマランサス |
魚卵風アマランサスのしょう油漬け |
アマランサス入りの煮豆 |
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