本を読もう!

最近、本を読まない人が増えているそうです。
おもしろい本、たくさんあるのにもったいないねぇ... (T_T)
ということで、その面白い本を紹介しちゃいましょ。 (^-^)
ただし、私の趣味の範囲で、ということを前提ですけど。

【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】

特にオススメな作品には『』マークがついてます。


飯田譲治/梓河人

■ アナザヘヴン(上・下)
 出版社:角川ホラー文庫
東京を震撼させる連続殺人事件が発生。犯人は被害者の首を切り取り「脳」を調理していたのだ。主人公である2人の刑事は容疑者と思われる1人の女性を追いつめたが、その容疑者が死亡するという結果に終わった。事件は彼女の死で解決したかのように思われたが、再び殺人事件が起こる。犯人は女性ではなかったのか!? 真犯人は一体誰なのか!? 2人の刑事が真犯人に近づくにつれて驚くべき事実が浮かび上がる... はっきりいって冒頭からエグい描写が。想像力豊かな人はビニール袋を側に置いて読んで下さい。 (^-^;)
ISBN:4-04-349301-0(上)
4-04-349302-9(下)


貴志祐介

■ 十三番目の人格(ペルソナ) −ISOLA−
 出版社:角川ホラー文庫
人の感情を読む能力「エンパス」。この力を持った女性が1人の少女と出会う。その少女は複数の人格を持つ「多重人格障害」であった。何とか少女の助けになろうと複数の人格と言葉を交わし、次第にうち解け始めた頃、13番目の人格「ISOLA」が出現する。まさかこの「ISOLA」が恐ろしい力を持っているなどとも知らず... 最初の展開からは予想もつかない結末。後半はストーリーが急展開するため一気に読み進めます。
ISBN:4-04-197901-3

■ 黒い家
 出版社:角川ホラー文庫
生命保険会社の調査員である主人公は、ある日とある顧客に呼び出される。そこには子供の首吊り死体があり、期せずして第一発見者になってしまう。ほどなく顧客から子供にかけられていた生命保険の受け取りを請求されるが、その不審な態度に主人公は独自の調査に乗り出す。その先に信じられない悪夢が待ちかまえているとも知らずに... 生命保険という身近な題材を元にしながら、桁外れの恐怖感を見事に表現している。人はここまで残酷になれるのか? 夏の夜の読書に最適な1冊です。
ISBN:4-04-197902-1

■ クリムゾンの迷宮
 出版社:角川ホラー文庫
主人公は視界一面が深紅の奇岩に覆われている奇妙な空間で目が覚める。どこなんだ、と考えようとした瞬間、記憶がとぎれていることに気付く。ふと自分が倒れていた傍らを見ると携帯ゲーム機が置かれていた。スイッチを入れるとそこには次のようなメッセージが。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された...」。こうして血で血を洗う凄惨な「ゼロサム」ゲームが始まってしまった... 常に生と死が隣り合わせの世界、読んでいるとアッという間に引き込まれてしまいます。
ISBN:4-04-197903-X


真保裕一

■ ホワイトアウト
 出版社:新潮文庫
日本最大の貯水量を誇るダムを占拠した武装テログループ。それに対して1人のダム運転員が、自分の持つ知識を最大限に利用して立ち向かう。読んでいると頭の中に次々と浮かんでくる情景、自分がその場にいるかのように伝わる緊迫した空気、息をつかせぬストーリー。どれをとっても自信をもってオススメできます。
ISBN:4-10-127021-X

■ 奪取(上・下)
 出版社:講談社文庫
ヤクザが経営している街金融に莫大な借金を作ってしまった友人。彼を助けるためには1週間以内に返済しなければならない。そこでコンピュータに精通している主人公が考えたのは「機械を騙す偽札」作りだった。銀行のATMから紙幣判別装置を盗み出し、その判別機のセンサーを騙すべく試行錯誤を繰り返して偽札作りを進めてゆく... はたして1週間という短い時間で機械を欺く偽札ははできあがるのか? 無事に両替し、本物の紙幣を手にすることができるのか? アイデアに富む偽札作りの過程が非常に興味深い作品。ぜひ一読あれ!
ISBN:4-06-264566-1(上)
4-06-264631-5(下)


鈴木光司

■ リング
 出版社:角川ホラー文庫
全く同じ時間に苦悶と驚愕の表情を残して死亡した4人。その親戚である主人公は調査を始める。そしてたどり着いたのは1本のビデオテープ。死んだ4人はその1週間前にこのテープを見ていた。主人公は得体の知れない恐怖を感じながらもそのテープを見ることにした。それが自分にとっての「死の宣告」になるとも知らず... 「ビデオテープ」というありふれた物を媒介にして広がる恐怖。あなたの持つビデオテープは本当に大丈夫ですか?
ISBN:4-04-188001-7

■ らせん
 出版社:角川ホラー文庫
幼い息子を海で亡くした主人公。監察医であるその彼の元に友人の変死体が運ばれてきた。その遺体には見たこともない肉腫があり死因はつかめなかった。ふと、主人公が遺体を見ると紙切れがはみ出ていた。気になった主人公がそれを手に取るとそこには暗号が... 学生時代、友人と暗号遊びをしたことを思いだし、さっそく解読をするとそこに現れたのは... 「リング」の続編である本作だが単作としても素晴らしい出来である。実際、私はこの「らせん」から読み始めました。特に暗号解読のくだり、驚くべきラストは必読に値します。
ISBN:4-04-188003-3

■ ループ
 出版社:角川書店
Now Writing...
ISBN:4-04-873095-9


宮部みゆき

■ パーフェクトブルー
 出版社:創元推理文庫
高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられて焼き殺された。同じ頃、家出していた少年を探して近くまできていた、とある探偵社の調査員とその飼い犬はその現場に遭遇する。そのとき探し出した少年が「嘘だっ!」と叫びだした。そう、焼かれていたのは少年の兄だったのだ... この作品は全編を通して「犬」の一人称という斬新なスタイルで描かれている。宮部みゆきの長編デビュー作品。私はこのタイトルに惹かれて買いました。宮部センセとの出会いの一冊。
ISBN:4-488-41101-0

■ 魔術はささやく
 出版社:新潮文庫
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ISBN:4-10-136911-9

■ レベル7
 出版社:新潮文庫
Now Writing...
ISBN:4-10-136912-7

■ 龍は眠る
 出版社:新潮文庫
Now Writing...
ISBN:4-10-136914-3

■ 火車
 出版社:新潮文庫
Now Writing...
ISBN:4-10-136918-6

■ 長い長い殺人
 出版社:光文社文庫
1つの事件をいろいろな人物の「財布」というちょっと変わった視点で書いた作品。外堀を埋めるかのごとく真相に近づいていく様は見事。
ISBN:4-334-72827-8

■ 鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで
 出版社:光文社文庫
超能力を持つ女性を主人公としている3つの短編が収録されている作品。
ISBN:4-334-72985-1

■ クロスファイア(上・下)
 出版社:光文社
念力放火(パイロキネシス)の能力を持つ女性が主人公の作品。
ISBN:4-334-07313-1(上)
4-334-07314-X(下)

■ ステップファザー・ステップ
 出版社:講談社文庫
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ISBN:4-06-263285-3


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