Vixen
Tangerine
Melodic Rock
Release Date: 1998
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 49:50
Index: 296
Stereo; ADD
Tangerine (1998) (12 tracks)  49:50
01  Page  04:36
02  Tangerine  04:32
03  Never Say Never  03:39
04  Peace  04:59
05  Barely Breathin'  04:13
06  Bleed  04:00
07  Stay  05:35
08  Shut Up  04:05
09  Machine  03:43
10  Air Balloon  03:53
11  Can't Control Myself  04:35
12  (Untitled)  02:00
1998
Janet Gardner : Vocals
Gina Stile :
Guitars
Roxy Petrucci : Drums
Additional Bass player : Mike Petrucci
Studio: Greg Rike Productions
Producer: Vixen
Label: CMC International Records
Cat. Number: 06076-86246-2
サウンドにかなりの変化があった彼女たちの3rdアルバム。時代の流れもあったようで、相当ヘヴィでダークな音となっている。また、このアルバムでは、私が大好きだったギターのJanとベースのShareがおりません。Janの代わりには、Gina Stileが、また、Shareの代わりには、Additional MusicianとしてRoxyの弟(兄かも)のMike Petrucciが担当してます。このアルバムの内容の良し悪しは別として、新加入のGinaのギターのテクニックも相当なものです。ジャケットの写真を見るとJanの足元には及ばないものの、まあ見られる部類かな。
最初に書いたとおり、
1曲目の"Page"は本当にヘヴィでダークなサウンドです。以前のアルバムに比べ、メロディアス度は後退していますが、演奏力の高さとしてのVIXENは健在です。Roxyのドラムスは最高ですし、Ginaのギターもかなり上手です。
2曲目の"Tangerine"は、RoxyのドラムとGinaのギターから始まる曲です。この曲もラウド・アンド・ヘヴィです。
3曲目の"Never Say Never"も曲全体としては、ヘヴィですがメロディは良いものがありますので、前2作のようなアレンジで聴いてみたい曲です。それにしても、ギターの上手さは最高で、テクニックだけだったらJanより上かも(クレジットには、Additional Guitaristの名前が見当たらないので、おそらくGinaが弾いているとおもいますが)。
4曲目の"Peace"は、いわゆるパワー・バラードのナンバーですが、こんな曲は、やはり前2作のようなアレンジがピッタリなんですがね。曲が良いのにもったいないです。
5曲目の"Barely Breathin'"は、ハード・ドライヴィングしたカッコ良いロック・ナンバーですが、やっぱり前2作とはちょっと違います。
6曲目の"Bleed"はミディアム・テンポの曲です。Janetのヴォーカルは相変わらずカッコ良いのですが、バックの演奏力も高いのですが、ダークな部分がちょっと、という感じです。
7曲目の"Stay"はメロディアスなナンバーで、このアルバムの中でも出来は良い方かも。
8曲目の"Shut Up"は、曲が平坦でちょっとつまらない感じがする曲です。
9曲目の"Machine"での、Roxyのドラムスは最高にいかしてるんですが、この曲もメロディがいまいちというところが残念ですね。
10曲目の"Air Balloon"もこのアルバムの中では最も出来が良い方ですね。曲自体はとても魅力的です。アレンジが良ければ、最高の曲となることは間違いがないのですが、いかんせんアレンジが曲を殺してしまっていて、本当に残念です。
11曲目の"Can't Control Myself"10曲目と同じく曲自体の出来は良いのですが。

この
3rdアルバムですが、はっきり言ってつまらないですね。メロディアスでキャッチーというVIXENがここにはおりません。本当に残念です。
彼女たちのオフィシャルのホームページをみますと、Jan
が復帰して新作を録音中ということですの、そちらを楽しみにしてましょう。