Touch
The Complete Works I & II (2 CD)
Hard Pop
Release Date: 1998
Format: CD
Nr.Discs: 2
Length: 121:20
Index: 1178
Stereo; ADD
The Complete Works I & II (DISC I) (1998) (11 tracks)  47:34
01  Don't You Know What Love Is  03:58
02  When The Spirit Moves You  03:57
03  Love, Don't Fail Me  04:26
04  Black Star  03:36
05  There's A Light  03:57
06  So High  05:23
07  Last Chance For Love  03:56
08  Yes (You Need To Rock 'N Roll)  04:21
09  Listen (Can You Feel It)  04:54
10  My Life Depends On You  05:07
11  Don't You Know What Love Is (LIVE)  03:59
The Complete Works I & II (DISC 2) (1998) (17 tracks)  73:46
01  Never In Love  04:15
02  Just One Step  04:18
03  Frozen On A Wire  04:47
04  Far Enough  04:42
05  Too Much In Love  04:08
06  Take It Back  03:59
07  Anything For Rock 'n Roll  03:36
08  You're Not A Child Anymore  04:21
09  Between The Lines  03:56
10  Beg Me  04:32
11  Is It Really Me?  04:41
12  Feels Like Love  04:11
13  Let Me Love You  05:07
14  Tonight (Rough mix version)  04:16
15  Just Take A Beat Of My Heart (Rough mix version)  04:29
16  Look (Rough mix version)  04:31
17  I Found Someone (Rough mix version)  03:57
Original rereased in 1979
Reissued in 1998
Craig Brooks : Vocals, Guitars
Mark Mangold : Vocals, Keyboards
Doug Howard : Vocals, Bass
Glenn Kithcart :
Drums, Percussion
Studio: Atlantic Recording Studios
Producer: Tim Friese-Green etc.
Label: Avex Inc.
Cat. Number: AVCB-66041/2
1981年に発表されたTOUCHのの1stに幻の2ndアルバムをカップリングし、さらにライヴとラフ・ミックスの音源が追加されて、1998年にリ・イッシューされたアルバムです。
TOUCHの前身は、American Tearsというプログレ・ハードの玄人受けするバンドだったので、商業的に成功を収めることもありませんでした。
1981年当時、アナログ・レコードに針を落として、1曲目の"Don't You Know What Love Is"を聴いた時は、思わず唸ってしまいました。メロディ最高のモロ産業ロックした曲で、これって大好きという感じでした。Mark Mangoldのキーボードが主体となった曲ですが、メロディアスさがたまらないですね。
2曲目の"When The Spirit Moves You"もメロディアスな産業ロック・ナンバーで、この曲もお薦めです。なお、この1曲目と2曲目はシングル・カットされ、全米TOP 40にランク。インされました。
3曲目の"Love, Don't Fail Me"は、一転してバラード・ナンバーです。また、これが良いんです。産業ロックのバラード・ナンバーのお手本みたいな曲で、一言、メロディアスです。
4曲目の"Black Star"は、プログレ・ハード的な曲で、コーラスの部分は、まるでSTYXでも聴いているようです。
5
曲目の"There's A Light"は、ミディアム・テンポのナンバーですが、ハーモニーが素敵な曲となっています。
6曲目の"So High"も前奏のMark Mangoldのキーボードがプログレ的ですが、曲全体はポップでメロディアスなかなりいかした曲です。お薦めの1曲です。
7曲目の"Last Chance For Love"もプログレ・ハード的な曲となっています。
8曲目の"Yes (You Need To Rock 'N Roll)"は多分にSTYX的なナンバーです。この曲でのリード・ヴォーカルはDoug Howardですが、Dennis DeYoungにも若干似たところがあり、かなり歌は上手いです。曲もメロディアスで、1曲目の次にお薦めのナンバーです。
9曲目の"Listen (Can You Feel It)"は溌剌としたロック・ナンバーで、この曲もまあまあです。
10曲目の"My Life Depends On You"でも、Mark Mangoldのキーボードが光っています。全体的にプログレ・ハードの曲で、特にサビの部分がカッコ良い曲です。
11曲目の"Don't You Know What Love Is (LIVE)"は、1980年の"MONSTERS OF ROCK"からのライヴ音源です。

Disc 2は、彼らの幻の2ndということですが、プロデュースはあのTodd Rundgrenが担当しております。実をいいますと、このCDは、1998年の発売に合わせて購入しましたが、Disc 1のみ聴いていて、このDisc 2を聴くのは今回が初めてでした。ライナーノーツも殆ど見ておりませんでしたので、プロデューサーがTodd Rundgrenということさえ知りませんでした。今、聴きながらこれを書いておりますが、まず、1曲目の"Never In Love"良いですね。1st"Don't You Know What Love Is"タイプの曲で、メロディアスです。気に入りました。
2曲目の"Just One Step"、この曲の出来が良いです。バックの、キーボードとギターがいかしたナンバーで、結構ポップな曲です。
3曲目の"Frozen On A Wire"、出だしのピアノ・ソロ、次にドラム・ソロ、そしてギター・ソロ、かなりいかしてます。曲も適度にハードでメロディアス。これぞ産業ロックといったとてもカッコ良いナンバーです。かなりお薦めのナンバーです。
4曲目の"Far Enough"はメロディアスで、かなりポップなナンバーです。好きですね、こういう曲。この曲もお薦めです。
5曲目の"Too Much In Love"は、前奏のキーボードがたまらないですね。この曲も相当ポップですが、メロディ最高の曲で、この辺の音の作りは、やっぱり、Todd Rundgrenですね。まさに、音の魔術師の面目躍如といったところでしょうか。なお、この曲では、サックスが効果的に使われており、この部分もプラスとなっています。何か、ノスタルジックな曲で最高です。
6曲目の"Take It Back"は一転してハードなナンバーで、最初の部分のギター・ソロが最高です。この曲もかなりメロディアスです。
7曲目の"Anything For Rock 'n Roll"は、ハードなブギ調のナンバーです。ロックン・ロールしたご機嫌なナンバーです。
8曲目の"You're Not A Child Anymore"は、メロディアスな産業ロック・ナンバーです。途中のギター・ソロ、良いです。
9曲目の"Between The Lines"は、メロディアスなバラード・ナンバーです。バックのMark Mangoldのピアノがとても良いですね。この曲もお薦めです。
10曲目の"Beg Me"は若干ハードなロック・ナンバーです。ちょっと、固めのギターの音が良いですね。
11曲目の"Is It Really Me?"はかなりプログレ・ハード的な音となっています。
12曲目の"Feels Like Love"Mark Mangoldのキーボード・シンセサイザーが主体となった曲で、KANSASSTYXを連想させるプログレ・ハードとなっています。
13曲目の"Let Me Love You"は、バックのギターとベースがカッコ良いナンバーです。といってハードなナンバーではありませんが。
14曲目の"Tonight"以降は、未発表曲のラフ・ミックスとのことですが、この14曲目は、メロディも最高の曲で、かなりいかしてます。
15曲目の"Just Take A Beat Of My Heart"も曲の出来はとても良いです。メロディの良いですし。
16曲目の"Look"はモロ産業ロックした曲で、メロディも最高です。
17曲目の"I Found Someone"は、Mark Mangoldのピアノがいかしたパワー・バラードです。この曲もメロディアスです。
以上4曲はラフ・ミックスですが、どの曲の出来も素晴らしいと思います。こ
このDisc 2に収められた幻の2ndアルバムですが、録音時期が1981年ということですから、この手のサウンドも、まだ、受け入れられて時代ですので、何故、発表されることが無かったのが不思議です。かなり良い曲がたくさん詰まっていて、少なくとも、いや、それ以上、1stと比較しても出来は良いと思われるのですが。