Speedway Blvd.
Speedway Blvd.
Hard Pop
Release Date: 1980
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 35:18
Index: 929
Stereo; ADD
Speedway Blvd. (1980) (10 tracks)  35:18
01  Speedway Boulevard  03:47
02  Chinatown  03:22
03  (Think I Better) Hold On  02:55
04  Dog In The Distance  04:00
05  Out Of The Fire  02:59
06  Telephoto Lens  03:28
07  Prisoner Of Live  04:29
08  Money Money  03:02
09  (Call My Name) Rock Magic  04:18
10  A Boulevard Nite  02:58
1980
Gregg Hoffman : Guitars
Dennis Feldman : Bass
Roy Herring, Jr. : Vocals
Glenn Dove : Drums, Percussions
Jordan Rudess : Keyboards
Studio: K&K Studio City
Producer: Jerry Kasenetz & Jerry Katz
Label: Rewind Records
Cat. Number: 65582-55024-2
このアルバムの話題性は、何と言ってもプロデューサーだと思いますね。
Jerry KasenetzJeff Katzの二人ですが、この二人の名前を聞いて、「あー、あの」と思い浮かべることが出来る人は、かなりの洋楽通で40代後半以降の人でしょうね。
彼らは、60年代後半から70年代初頭のアメリカン・ポップスを代表するといっても過言ではないくらいのプロデューサーでした。このホームページでも紹介しています"1910 Fruitgum Co."ですが、彼らこそバブルガム・サウンドの仕掛け人です。1910 Fruitgum Co.のヒット曲の「トレイン」とか「愛の設計」などの作者でもあります。ほかには、Ohio Exressなどもプロデュースしています。
そういった彼らがプロデュースを手がけた Speedway Blvdのこのアルバムですが、サウンドを一言でいいますと、キーボードやシンセサイザーを主体とするアメリカン・プログレ・ハードです。
これがとてもいかしてて、1980年の音ですが、充分今でも通用しそうなサウンドです。この頃は、TotoAirplayといったロマンティック・ハードネスの音とBostonKansasなどのプログレハードなんかが流行っていましたが、このSpeedway Blvdは、それよりも若干ハードな作りとなっています。キーボードをふんだんに使ってますが、バックのギターの音色もハードで最高です。
聴いていて、ふっと思ったのですが、あのMark MangoldのいたTouchに似ているかも知れませんね。
収録されている曲を1曲ずつは紹介しませんが、9曲目の"(Call My Name) Rock Magic"はモロ、プログレハードといった曲で、演奏力も極めて高いです。

蛇足ですが、
80年代のメロハーを良く聴きますが、25年を経過した今でも充分通用する曲が多く、特にこの分野では、この時代にサウンド・スタイルが確立されていたように思いますね。