Ricky Peterson
Night Watch
Smooth Jazz
Release Date: 1990
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 40:03
Index: 681
Stereo; ADD
Night Watch (1990) (9 tracks)  40:03
01  One Never Knows  04:01
02  Night Watch  05:47
03  Livin' It Up  03:44
04  High Rise Drifter  03:42
05  Look Who's Lonely Now  04:19
06  Take A Chance  04:12
07  Put Your Faith In Me  04:36
08  The Crazed Weasel  03:58
09  Take My Heart Away  05:44
1990
Ricky Peterson
: Vocals, Keyboards
Vinny Colaiuta : Drums
Paul Peterson : Guitars
Jimmy Behringer : Guitars
John Patitucci : Bass
Brandon Fields
: Saxophone
Jerry Hey : Trumpet
Gary Grant : Trumpet
Larry Williams : Saxophone
Bill Reichenbach : Trombone
Gordy Knudtson : Drums
Oliver Lieber : Guitars
Shaun LaBelle : Bass
Bob Malach : Saxophone
Levi Seacer : Guitars
Kenny Garrett : Saxophone
Robben Ford : Guitars
Studio: Metro Studios
Producer: Tommy LiPuma & Ben Sidran
Label: Warner Bros. Records
Cat. Number: 26142-2
プロデュースにTommy LiPumaBen Sidran、レコーディングにAl Schmit、ミックスにはBill Schneeといったアメリカ音楽界を代表する面々により出来上がった、このRicky Petersonのアルバムですが、内容が悪いはずがありません。
このアルバムは何と言っても、3曲目の"Livin' It Up"と最後の曲の"Take My Heart Away"2曲が大のお薦めです。どちらの曲もAORの名曲で、"Lvin' It Up"は、もちらんBill LaBountyの、"Take My Heart Away"は、あのPagesの代表曲です。また、この2曲では、かなり上手なRicky Petersonのリード・ヴォーカルを聴けます。本当に歌は上手いです。キーボード奏者としても秀でたものを持っているにも拘わらず、歌までも、ということですから、天は二物を与えたわけですね。また、"Livin' It Up"では、Brandon Fieldsのサキソフォン・ソロも聴けます。AORフリークを自称されている方は、この2曲を聴くためだけでも、アルバムを手に入れた方がよろしいかと思います。ただ、このアルバムですが、最近あまり見かけることも無くなりましたので、そろそろ貴重盤扱いになってきているようです。
また、5曲目の"Look Who's Lonely Now"Bill LaBountyの曲で、こちらもヴォーカル入りとなっていまして、かなりAORした曲となっております。
1曲目の"One Never Knows"は、かなりファンキーな曲で、カッコ良さ抜群なナンバーです。

2曲目でタイトル・ナンバーの"Night Watch"は、メロディアスな曲で、Ricky Petersonのキーボード・プレイが最高にいかしてます。
4曲目の"High Rise Drifter"はミディアム・テンポのナンバーで、Ricky Petersonのキーボードが雰囲気を醸し出しています。途中のサックス・ソロもなかなかです。
6曲目の"Take A Chance"はかなりファンキーな曲で、この曲もなかなかカッコ良いです。
7曲目の"Put Your Faith In Me"では、ブルージーなRobben Fordがギター・ソロが楽しめる曲で、ブルース・フィーリング溢れる最高のナンバーに仕上がっております。Robben Fordのギターは、かなり泣いています。お薦めの1曲ですね。
8曲目の"The Crazed Weasel"もファンキーな曲で、ここでのサックス・ソロがとてもカッコ良いし、John Patitucciのベース・ソロがまたたまりません。
とにかくご機嫌な1枚であることには、間違いありません。

Ricky Petersonはその後、1995年にGO JAZZレーベルから、"A Tear Can Tell"というアルバムを出しておりますが、こちらの方は、この"Night Watch"よりヴォーカル・メインの相当AORしたアルバムとなっています。このアルバムは、特にAORファンにとっては要チェックのアルバムです。