The Raspberries
Side 3
Power Pop
Release Date: 1973
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 35:53
Index: 186
Stereo;
Side 3 (1973) (9 tracks)  35:53
01  Tonight  03:40
02  Last Dance  03:38
03  Making It Easy  03:11
04  On The Beach  04:23
05  Hard To Get Over A Heartbreak  04:15
06  I'm A Rocker  05:10
07  Should I Wait  03:56
08  Ecstasy  03:37
09  Money Down  04:03
1973
Purchase Date: 1991/08/23
Store: Gyokkodo
Studio: The Record Plant
Producer: Jimmy Ienner
Label: Toshiba EMI Ltd.
Cat. Number: TOCP-6360

The Raspberriesの1973年に出された第3弾。
今回の紙ジャケ化に伴いオリジナル・アナログ・レコードと同じく変形ジャケットでリ・イッシューされました。
2ndと4thは2600円(これでも高いと思う)で発売されましたが、1stはラズベリーの香のシールが挿入されているということとこの3rdは変形ジャケットということで、定価は3000円と、最近の紙ジャケCDの中ではトップクラスの値段となっております。これは暴利でしょう。

このSide 3ですが、サウンドも全体的にハードさが増し、Badfingerで言えばASSみたいな感じと言えば良いのかも。

1曲目の"Tonight"はかなりヒットしたと思いましたが、全米第69位と思ったほどじゃなかったんですね。
これぞパワーポップといったメロディアスな最高のナンバーです。
Wally Brysonのハードなギターは、ホント惚れ惚れします。
Eric Carmenのペンによるナンバーで、こんなにメロディアスでポップなナンバーを書けるなんて凄いと思いませんか?

2曲目の"Last Dance"はアコースティカルなポップ・ナンバーです。
途中から曲が転調しフィドルなんかが入いりますが、カントリーという感じはあまりしません。

3曲目の"Making It Easy"も、それまでのThe Raspberriesの音から比べると、かなりハードなナンバーです。
でもメロディアスなんですね。

4曲目の"On The Beach"はヒットこそしませんでしたが、The Raspberriesらしさが良く顕れたナンバーです。
ポップでメロディアス、これがThe Raspberriesです。
コーラス・ワークが素晴らしいです。

5曲目の"Hard To Get Over A Heartbreak"は、バンド・メンバーのDavid Smalleyのナンバーで、ヴォーカルもこのDavidが担当しております。
結構良く出来たパワーポップ・ナンバーです。

6曲目の"I'm A Rocker"は1曲目に似たタイプのハードにドライヴィングしたナンバーとなっております。
Ericのエキサイトしたヴォーカルが堪らないですね。
Wallyのギターも最高です。

7曲目の"Should I Wait"もDavidのペンによるナンバーです。
アコースティカルなウエスト・コースト風のナンバーです。

8曲目の"Ecstacy"もThe Raspberriesの代表的なナンバーです。
出だしのWallyのギター・ソロは最高です。
このナンバーですが、もう云う事ありません。

ラスト・ナンバーの9曲目"Money Down"はWallyのペンによるナンバーです。
ミディアム・スローのナンバーながら、かなりロックしております。
さすが、Wallyのナンバーということで、自身のギター・パートもかなり多いです。