The Raspberries
Fresh Raspberries
Power Pop
Release Date: 1972
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 31:20
Index: 185
Stereo;
Fresh Raspberries (1972) (10 tracks)  31:20
01  I Wanna Be With You  03:07
02  Goin' Nowhere Tonight  02:07
03  Let's Pretend  03:42
04  Every Way I Can  02:47
05  I Reach For The Light  03:54
06  Nobody Knows  02:22
07  It Seemed So Easy  03:55
08  Might As Well  02:27
09  If You Change Your Mind  03:58
10  Drivin' Around  03:01
Originally Released in 1972.
Purchase Date: 1991/08/23
Store: Gyokkodo
Studio: The Record Plant
Producer: Jimmy Ienner
Label: Toshiba EMI Ltd.
Cat. Number: TOCP-6359

The Raspberriesの1972年発表の2ndアルバム。
今年になって、彼等のアルバム4枚全てがリマスターされ紙ジャケで発売になりましたが、オリジナルと聴き比べると音質はすこぶる向上してますし、レンジも広くなっております。

このアルバムには、彼等の大ヒット・ナンバーが2曲収められております。
そのうちの1曲目は、"I Wanna Be With You 邦題「明日を生きよう」"と"Let's Pretend"です。それぞれ、全米16位と35位を記録しております。

"I Wanna Be With You"はThe Raspberriesのパワーポップ・バンドらしさを良く表した元気の良いポップスです。
メロディの良いですし、Ericのヴォーカルも最高です。
"Let's Pretend"はミディアム・テンポのバラード・ナンバーです。
こんなナンバーを聴いていると、Ericのメロディ・メーカーとしての才能は素晴らしいと誰もが思うのも最もだと思いますね。
Paul McCartneyが良く引き合いに出されますが、彼に優るとも劣らない、そんな感じです。

パワーポップ・バンドのもう一つの雄Badfingerを彷彿させるナンバーが2曲目の"Goin' Nowhere Tonight"です。BadfingerのメンバーJoey Mollandが書きそうなメロディのナンバーです。どことなく"Suitecase"を思い起こさせるナンバーです。

4曲目の"Every Way I Can"もご機嫌なパワーポップ・ナンバーに仕上がっております。幾分ハードな感じのナンバーで、バックのWally Brysonのギターは最高です。

5曲目の"I Reach For The Light"はEricお得意のピアノ主体のナンバーです。この曲は多分にThe Beatlesしております。バックのコーラスは、もうThe Beatlesでしょう。

6曲目の"Nobody Knows"なんかもシングル・カット出来そうなメロディアスでポップなナンバーです。

7曲目の"It Seemed So Easy"はCliff Richardがやりそうなオールド・スタイルといった趣のポップ・ナンバーです。

8曲目の"Might As Well"はWally Brysonのペンによるアコースティカルなナンバーです。Paul McCartney風のナンバーですね。

9曲目の"If You Change Your Mind"はメロディ・メーカーとしてのEricを良く現していて、ソロ3弾の"Change Of Heart"に入っていても違和感が全くない、そんなナンバーです。

ラスト・ナンバーの10曲目"Drivin' Around"はシングルカットはされませんでしたが、The Raspberriesの代表的なナンバーとなっております。The Beach Boys風のナンバーのコーラス・ワークが美しいナンバーです。

いやー、The Raspberriesって良いですね。