Reflector (1981) (10 tracks) |
40:10 |
01 |
This Time |
03:38 |
02 |
Cool Love |
03:53 |
03 |
Don't Let The Magic Disappear |
05:15 |
04 |
One More Night |
03:58 |
05 |
Jenny |
03:48 |
06 |
Slip Away |
03:46 |
07 |
That's When |
03:53 |
08 |
Inside
/ Outside |
03:07 |
09 |
Paradise (Let Me Take You Into) |
02:59 |
10 |
Drums In The Night |
05:53 |
|
1981
David
Jenkins : Vocals, Guitars
Cory Lerios : Keyboards
Stephen Price : Drums, Percussion
John Pierce : Bass
Angelo Rossi : Guitar |
Purchase Date: 1995/05/01 |
Store: Gyokkodo |
|
Studio: Cherokee Studios |
Producer: Tom Dowd |
|
Label: Polydor K.K. |
Cat. Number: POCM-2010 |
|
|
前作の"Part
Of The Game"の産業ロックからAORへと彼らの新生面が伺える彼らの6作目。
プロデュースは、それまでのBill
Schneeから、Eric
Claptonなどでお馴染みのTom
Dowdが担当。
このアルバムでもメンバー・チェンジにより、Bruce
Dayに代わり、新たにJohn
Pierce (Bass)、Angelo
Rossi (Guitar)の2人が加わり5名となっている。
また、このアルバムからは、2曲目の"Cool
Love"(全米13位)と6曲目の"Slip
Away"(全米75位)の2曲がシングル・カットされ、アルバムも全米34位にランクインされている。
1曲目の"This
Time"はシングル・カットされても良いくらいのナンバーで、音は若干ハードですが、メロディ最高の産業ロックした曲となっています。かなりお薦めのナンバーです。彼らの曲の中でもかなり出来の良い曲だと思います。
2曲目の"Cool
Love"はこのアルバムの一押しの曲で、Coryのピアノが最高にいかしたバラード・ナンバーでとてもメロディアスで、Davidのヴォーカルも相変わらずソウルフルな、これぞPablo
Cruiseという曲です。彼らのバラード・ナンバーの中でも最高の1曲です。
アコースティック・ギターから始まる3曲目の"Don't
Let The Magic Disappear"は、メロディ最高のAORナンバーです。この曲もかなりお薦めです。
4曲目の"One
More Night"は、新加入のJohn
Pierceも曲作りに加わった曲で、彼のベース・プレイが光った曲となっています。覚えやすいメロディを持った曲で、この曲もそこそこAORした曲となっています。この曲もかなりいかしてます。
5曲目の"Jenny"での、リード・ギターはおそらくAngel
Rossiだと思いますが、かなり上手いし伸びのある音は最高です。この曲は弾むような感じの曲でご機嫌な1曲です。
6曲目の"Slip
Away"もAORしたナンバーで、彼らの新しい面を伺えます。
7曲目の"That's
When"もかなりAORしている曲で、メロディも最高の曲で、これも相当お薦めですね。
8曲目の"Inside
/ Outside"でもJohn
Pierceのベース・プレイが最高にいかした若干ファンキーなナンバーですが、この曲もかなりAORしています。この曲は特にバックの楽器の各パートが最高にいかしてます。好きですね、こういう曲は。
9曲目の"Paradise"も8曲目と似たタイプの曲ですが、都会的なメロディを持った曲で、AORナンバーとしてもかなりいけます。
ラストの10曲目の"Drums
In The Night"は、前奏を聴いていると当時のFusionそのまんまの曲で、最高にご機嫌なナンバーです。ここでのCoryのピアノは最高です。かなりお薦めです。
まさにこのアルバムは新生Pablo Cruiseのアルバムです。
今回こうやってPablo Cruiseのアルバムを発表順に聴きながら、このレビューを書いておりますが、前作の"PART
OF THE GAME"を彼らのベスト・アルバムということで挙げましたが、これを訂正したいと思います。
このアルバムこそ間違いなく彼らのベストです。捨て曲無しの良質なAORアルバムです。
ただ、残念なことに、このアルバムは既に廃盤となっているようで、音を聴いていただくのが難しいということです。もし、中古屋さんとかで見つけたら、是非手に入れて聴いて欲しいと思います。納得していただけること請け合いです。 |
|