Pablo Cruise
Reflector
Hard Pop
Release Date: 1981
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 40:10
Index: 1826
Stereo;
Reflector (1981) (10 tracks)  40:10
01  This Time  03:38
02  Cool Love  03:53
03  Don't Let The Magic Disappear  05:15
04  One More Night  03:58
05  Jenny  03:48
06  Slip Away  03:46
07  That's When  03:53
08  Inside / Outside  03:07
09  Paradise (Let Me Take You Into)  02:59
10  Drums In The Night  05:53
1981
David Jenkins : Vocals, Guitars
Cory Lerios : Keyboards
Stephen Price : Drums, Percussion
John Pierce : Bass 
Angelo Rossi : Guitar 
Purchase Date: 1995/05/01
Store: Gyokkodo
Studio: Cherokee Studios
Producer: Tom Dowd
Label: Polydor K.K.
Cat. Number: POCM-2010
前作の"Part Of The Game"の産業ロックからAORへと彼らの新生面が伺える彼らの6作目。
プロデュースは、それまでの
Bill Schneeから、Eric Claptonなどでお馴染みのTom Dowdが担当。
このアルバムでもメンバー・チェンジにより、
Bruce Dayに代わり、新たにJohn Pierce (Bass)Angelo Rossi (Guitar)2人が加わり5名となっている。
また、このアルバムからは、
2曲目の"Cool Love"(全米13位)と6曲目の"Slip Away"(全米75位)の2曲がシングル・カットされ、アルバムも全米34位にランクインされている。
1曲目の"This Time"はシングル・カットされても良いくらいのナンバーで、音は若干ハードですが、メロディ最高の産業ロックした曲となっています。かなりお薦めのナンバーです。彼らの曲の中でもかなり出来の良い曲だと思います。
2曲目の"Cool Love"はこのアルバムの一押しの曲で、Coryのピアノが最高にいかしたバラード・ナンバーでとてもメロディアスで、Davidのヴォーカルも相変わらずソウルフルな、これぞPablo Cruiseという曲です。彼らのバラード・ナンバーの中でも最高の1曲です。
アコースティック・ギターから始まる
3曲目の"Don't Let The Magic Disappear"は、メロディ最高のAORナンバーです。この曲もかなりお薦めです。
4曲目の"One More Night"は、新加入のJohn Pierceも曲作りに加わった曲で、彼のベース・プレイが光った曲となっています。覚えやすいメロディを持った曲で、この曲もそこそこAORした曲となっています。この曲もかなりいかしてます。
5曲目の"Jenny"での、リード・ギターはおそらくAngel Rossiだと思いますが、かなり上手いし伸びのある音は最高です。この曲は弾むような感じの曲でご機嫌な1曲です。
6曲目の"Slip Away"AORしたナンバーで、彼らの新しい面を伺えます。
7曲目の"That's When"もかなりAORしている曲で、メロディも最高の曲で、これも相当お薦めですね。
8曲目の"Inside / Outside"でもJohn Pierceのベース・プレイが最高にいかした若干ファンキーなナンバーですが、この曲もかなりAORしています。この曲は特にバックの楽器の各パートが最高にいかしてます。好きですね、こういう曲は。
9曲目の"Paradise"8曲目と似たタイプの曲ですが、都会的なメロディを持った曲で、AORナンバーとしてもかなりいけます。
ラストの
10曲目の"Drums In The Night"は、前奏を聴いていると当時のFusionそのまんまの曲で、最高にご機嫌なナンバーです。ここでのCoryのピアノは最高です。かなりお薦めです。
まさにこのアルバムは新生
Pablo Cruiseのアルバムです。
今回こうやって
Pablo Cruiseのアルバムを発表順に聴きながら、このレビューを書いておりますが、前作の"PART OF THE GAME"を彼らのベスト・アルバムということで挙げましたが、これを訂正したいと思います。
このアルバムこそ間違いなく彼らのベストです。捨て曲無しの良質な
AORアルバムです。
ただ、残念なことに、このアルバムは既に廃盤となっているようで、音を聴いていただくのが難しいということです。もし、中古屋さんとかで見つけたら、是非手に入れて聴いて欲しいと思います。納得していただけること請け合いです。