Marc Jordan
Blue Desert
Adult Contemporary
Release Date: 1979
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 38:08
Index: 139
Stereo; ADD
Blue Desert (1979) (9 tracks)  38:08
01  Generalities  04:27
02  I'm A Camera  03:50
03  Twilight  03:43
04  From Nowhere To This Town  03:36
05  Beautiful People  04:30
06  Lost In The Hurrah  05:24
07  Release Yourself  04:17
08  Tatooed Lady  03:48
09  Exile  04:33
Musicians
Guitars : Jay Graydon, Ray Parker,Jr, Dean Parks
Bass : Abraham Laboriel
Drums : Ralph Humphreys, Jeff Porcaro, Jim Keltner
Keyboards : Michael Omartian, Greg Mathieson, Steve Porcaro, Dave McMorrow
Harp : Ben Benay
Sax : Ernie Watts, Pete Christlieb
Flugel Horns : Chuck Findley
Background Vocals : Venette Gloud, Bill Champlin, Marcy Levy, Bobby Kimball, Tom Kelly, Carmen Twillie
Studio: Garden Rake Studios
Producer: Jay Graydon
Label: Warner Music Japan
Cat. Number: WPCR-2540
全曲捨て曲無しのAORの最高傑作。1979年の発表。
"I'm A Camera"での、Jay Graydonのギターは、彼のギターソロの3指に入っているとか。
前作の
Gary Katzプロデュースの"Mannequin"の出来もよかったけど、Jay Graydonの完璧なプロデュースによる本作に軍配が上がると思います。"Mannequin"のサウンドと比較すると、静から動へといった感じです。聴き比べると結構面白いかも。
"Mannequin"には、"Red Desert"というとても良い曲が収められておりました。そして、本作のタイトルは、"Blue Desert"となっています。本作は、そいいう意味でも、Marc Jordanが前作と対比して作ったんじゃないのかなと思います。
これだけの
AORの名作ですから、各曲の紹介はしませんが、とにかく、私は、Marc Jordanのあのちょっと投げやりに聴こえるヴォーカルがとても気に入っていて、特にこのアルバムは、彼のベスト・ワンだと思います。
しかし、
Marc Jordan本人(あくまでも現在の)にとっては、そうじゃないのかも。最近の彼のベスト・アルバムの"Marina Del Rey"の収録曲を見ますと、本作からは、"I'm A Camera"1曲のみで、次作の"A Hole In The Wall"も本作の延長線上にあるようなサウンドでしたが、このアルバムからは、1曲も入っていません。1st"Mannequin"からは、数曲が収められておりますが。
ただ、最近の
Marc Jordanのサウンドは、ちょっと物足りなさを感じてます。


MARC JORDANの特集をするため、BLUE DESERT以外のCDを聴き直してみました。そこに新たな発見がありました。1stMANNEQUINが彼の音楽人生の中で重要なアルバムだったことを認識しました。
TALKING THROUGH  PICTURES以降、あまり面白くないなと思っておりましたが、実はそうではなく、そこには、MANNEQUINの根底にあるもが流れており、これこそMARC JORDANの本質だと今更ながら気が付いたわけです。
BLUE DESERT, HOLE IN THE WALLは、非常に良くできたAORアルバムですが、MARC自身からみれば、おそらくオーヴァー・プロデュースな感じがして、逆に現在の彼としては、そこの所が面白くないのかも。