Kenny G
Duotones
Smooth Jazz
Release Date: 1986
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 46:49
Index: 1998
Stereo; ADD
Duotones (1986) (10 tracks)  46:49
01  Songbird  05:03
02  Midnight Motion  04:08
03  Don't Make Me Wait For Love  04:05
04  Sade  04:20
05  Champagne  04:45
06  What Does It Take (To Win Your Love)  04:07
07  Slip Of The Tongue  04:52
08  Three Of A Kind  04:46
09  Esther  05:24
10  You Make Me Believe  05:19
1986
All Saxophones : Kenny G
Percussion : Tony Gable, Greg "Gigi" Gonaway
Drums : Kenny McDougald,
Greg "Gigi" Gonaway
Bass : Randy Jackson, Joe Plass
Guitar : John Raymond, Corrado Rustici, Alan Glass
Keyboards : Walter Afanasieff, Roger Sause, Preston Glass, Kenny G
Lead Vocals : Ellis Hall on "What Does It Take(To Win Your Love)"
Lenny Williams on "Don't Make Me Wait For Love"
Claytoven Richardson on "You Make Me Believe"
Studio: Tarpan Recording Studios
Producer: Preston Glass
Label: Arista Records
Cat. Number: ARCD-8496
サキソフォン奏者は数ほどおりますが、Kenny Gほど繊細な音を出す人はあまりいないように思います。
Kenny Gのこの"Duotones"は、彼の4枚目のアルバムですが、Kenny Gが大ブレークするきっかけを作ったアルバムで、私としては、彼の最高傑作だと思っております。
1曲目の"Songbird"は、まさにKenny Gの繊細さが良く出ている曲で、Kenny Gの代表曲ですが、メロディアスなナンバーで心に染みこむぐらい最高にいかした曲です。
2曲目の"Midnight Motion"はミディアム・テンポの曲で、ここでも繊細なKenny Gのサックスを聴けます。タイトルどおり真夜中に聴くのがもってこいというような内容の曲です。
3曲目の"Don't Make Me Wait For Love"は、Lenny Williamsのヴォーカルが入った曲です。それもとびきりAORしたUrban Blackで、最高にいかしたラヴ・ソングです。
4曲目の"Sade"は、たしか、あのSade(シャーディ)に捧げた曲だと記憶してます(間違っていたらごめんなさいですが)が、かなりムーディーな曲です。
5曲目の"Champagne"もかなりメロディアスなナンバーで、これもかなりいかしてます。
6曲目の"What Does It Take (To Win Your Love)"もヴォーカル入りのナンバーで、こちらは3曲目と違いかなりファンキーな曲となっています。でも、メロディはとても良いですね。
7曲目の"Slip Of The Tongue"は、このアルバムの中で最もファンキーなナンバーとなっています。Soprano Saxophoneが多いKenny Gですが、ここでは、おそらくAlto Saxophoneを吹いていると思います。また違ったKenny Gを聴くことができます。
8曲目の"Three Of A Kind"は一転して、再びKenny Gの繊細なSaxophone(ここでもおそらくAlto Saxophone)が聴けます。この曲もメロディアスです。
9曲目の"Esther"1曲目の"Songbird"に負けないぐらいのメロディアスなナンバーで、Kenny Gの特徴が良く出ている曲だと思います。この曲もお薦めの1曲です。
ラスト・ナンバーの"You Make Me Believe"もヴォーカルが入った曲ですが、この曲も極上のラヴ・ソングです。
ヴォーカル・ナンバーは、3曲収められていますが、全曲出来は素晴らしいですが、この中では、3曲目の"Don't Make Me Wait For Love"が一番好きで、このアルバムが出された当時、テープに収めて、通勤時間に良く聴いておりましたね。

この"Duotones"は、前段でも書きましたが、Kenny Gの最高傑作だと思います。発売当時の1986年は、Fusionシーンも下火になっていて、私自身、ヴォーカルが入っていないいわゆるFusionミュージックから遠ざかっていた頃でしたが、この"Duotones"は本当に良く聴いておりました。
最高にいかしたSmooth Jazzのアルバムだと思います。