Makoto Matsushita (松下 誠)
First Light
Adult Contemporary
Release Date: 1982
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 40:52
Index: 2873
Stereo; ADD
First Light (1982) (9 tracks)  40:52
01  First Light  04:34
02  One Hot Love  04:23
03  Resort For Blue  01:23
04  September Rain  04:32
05  Lazy Night  04:49
06  This Is All I Have For You  05:10
07  I Know ...  01:59
08  Love Was Really Gone  05:46
09  Sunset  08:16
1982
Purchase Date: 2001/02/21
Store: Gyokkodo
Studio: Nichion Studio
Producer: Makoto Matsushita & Toshio Oguri
Label: East West Japan
Cat. Number: AMCM-4520

AB'Sの一人松下誠の1982年発表のファースト・アルバム。
かなり良く出来たAORアルバムです。このホームページでも紹介している芳野藤丸の1枚と肩を並べる程の内容です。3曲目、7曲目の2曲の短いナンバーは、まあアクセントみたいなものですが、それ以外の全ての曲の出来は最高に素晴らしいAORナンバーです。ボーカルはそこそこという感じですが、松下のギター・プレイは最高です。
1曲目のタイトル・ナンバー"First Light"はカッコ良いベースの音がビンビンのアーバンなAORです。アレンジも洒落ていて、これが松下 誠の音を如実に顕しているナンバーだと思います。途中のフルーゲル・ホルンの音が最高のアクセントになっています。かなりお薦めのナンバーだと思いますね。
2曲目の"One Hot Love"では、松下 誠の最高にいかしたギター・ソロが聴けます。メロディもとてもいかしていて、もう云う事なしのAORナンバーです。こんな最高なナンバーを奏でる日本のAORアーティストがいるなんて、最高ですね。
4曲目の"September Rain"はメロディアスなバラード・ナンバーです。この曲は全編英語で歌われています。作詞は本人で、使われている単語も難しいものはないけど、それでも英語で詩を書けるなんて羨ましいですね。とても素敵なバラードだと思います。
5曲目の"Lazy Night"もバラード・タイプのナンバーです。こういった軽めのナンバーでは松下 誠のヴォーカルが本当にフィットしています。それにしても、彼のギター・プレイは最高ですね。
6曲目の"This Is All I Have For You"は、1曲目に似たタイプのアーバン・フィーリング溢れるAORナンバーです。AB'Sのアルバムを聴いても似たタイプの曲は、松下 誠の作によるナンバーですので、やはり、この音が松下なんです。
7曲目の"I Know ..."は、再び英詩のナンバーです。アカペラ・タッチのバラード・ナンバーですが、私にとってはちょっと消化不良の感も。
8曲目の"Love Was Really Gone"も全編英詩のナンバーです。この曲もバックのベースがビンビンのメロディアスで最高にいかしたナンバーです。もう堪りませんね。
ラスト・ナンバーの"Sunset"は出だしの音に違和感がありますが、全体的にはメロディアスなナンバーです。しっとりとしたバラード・ナンバーで、曲の後半はとても素晴らしいですね。バックのピアノの音がとても良い。

松下 誠のソロ・アルバムはこのアルバムの他確かもう1枚あったはずですが、CD化されないでしょうか。このFIRST LIGHTにしても、一度CD化され、2001年に再CD化されておりますが、今となっては、相当のレア盤になってしまっているようです。日本のAORの傑作ですので、この松下 誠の全てのアルバムを是非、CD化して欲しいですね。