Fujimal Yoshino
(芳野藤丸)
Yoshino Fujimal
Adult Contemporary
Release Date: 1982
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 42:18
Index: 2049
Stereo;
Yoshino Fujimal (1982) (8 tracks)  42:18
01  Who Are You?  05:21
02  Midnight Plus 1  05:06
03  One Shot Lady  05:52
04  Free Way 5 To South  05:07
05  Girl's In Love With Me  05:23
06  Shang-Hide Night  04:07
07  Not What I'm Looking For  05:04
08  Pretender  06:18
1982
Purchase Date: 2001/02/21
Store: Gyokkodo
Studio: KRS Recording Studio
Producer: Fujimaru Yoshino & Ryuzo Kosugi
Label: East West Japan
Cat. Number: AMCM-4518
夏の定番2枚目は、芳野藤丸のファースト・アルバムです。
SHOGUN、「AB'Sで名を馳せた日本のAORミュージシャンの芳野藤丸ですが、このアルバムはFusionタッチの洒落たポップ・センスが弾けた、日本のAORアルバムの最高峰に位置しているアルバムだと、私は思っております。
アナログ・レコードでは、
1曲目から4曲目までが"in the DAY time"5曲目からラストの8曲目までが"in the Night time"ということで、AB面とでそれぞれ違ったサウンド指向で分けられていました。"in the DAY time"が特に夏を感じさせる楽曲で構成されており、1曲目の"Who Are You?"を初めて聴いた時の興奮は今でも忘れられません。当時の先端をいく音の数々と芳野藤丸の軽いタッチのヴォーカルとギターのカッティングにいっぺんに参ってしまいました。メロディも最高にいかしていて、この曲は本当に車の窓を全開にしてクルーズするにはもってこいの曲です。途中の桑名晴子のヴォーカルも最高にいかしていて、これって、最高!!の曲です。
2曲目の"Midnight Plus 1"も軽快なAORナンバーで、バックのメンバーもAB'Sを中心としたミュージシャンで固められ、悪いわけがありません。サビのところが最高にいかした曲です。
3曲目の
"One Shot Lady" でのギター・ソロは、松下 誠が担当しており、この松下 誠の1stアルバムも同時期にCD化されましたが、今ではもう殆ど入手困難のレア・アイテムになっております。この曲での彼のギター・ワークはご機嫌です。
4曲目の
"Free Way 5 To South"でも、芳野藤丸の軽快なギターのカッティングが最高です。もちろんギター・ソロも。

5曲目の"Girl's In Love With Me"からは"in the NIGHT time"へと移りまして、夜を意識した作りとなっているようですが、サウンドは極端に変化しているということはなく、あくまでも曲の指向としてだと思います。まあ、サックスが前面に出てくるとそんな感じもしますしね。この5曲目でもJake H. Conceptionのサックス・ソロはとても心地よいです。
6曲目の"Shang-Hide Night"は、少しばかりエスニックしたサウンドが面白いナンバーで、ここでも軽快なギター・カッティングがご機嫌です。
7曲目の"Not What I'm Looking For"は、ちょっとばかりSteely Danを感じさせる曲です。でも音のほうは、かなりファンキーだと思います。この曲でも、松下 誠のギター・ソロはカッコ良いです。
ラスト・ナンバーの"Pretender"は、AB'S1stに収められている"De Ja Vu"に似たタイプの曲です。メロディアスなナンバーで、この曲では、Flugelhornがとても効果的で良い味を出しております。

芳野藤丸のこの
1st2nd"Romantic Guy"2枚とも廃盤となってしまいましたが、せめてこの1stだけでも再発されないでしょうかね。それと松下 誠の全アルバムも。