Glass Moon
Glass Moon / Growing In The Dark
Hard Pop
Release Date: 2004
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 77:12
Index: 234
Stereo; ADD
Glass Moon / Growing In The Dark (2004) (18 tracks)  77:12
01  Blue Windows  04:10
02  Killer At 25  04:34
03  Follow Me  03:38
04  Easy Life  03:41
05  The Way You Play  03:55
06  Solsbury Hill  04:09
07  Only Have To Cry One Time  03:54
08  The Dreamer  04:35
09  Sundays And Mondays  05:45
10  Simon  04:36
11  She's On  03:21
12  The Telegram Song  04:20
13  Someday  03:49
14  Take My Heart  03:31
15  On A Carousel  03:41
16  Political Action  05:30
17  She Was Magic  04:51
18  Baja  05:12
2004
Chris Jones : Drums, Percussion
Nestor Nunes : Bass, Vocals
David Adams :
Lead Vocals, Keyboards
Jaime Glaser :
Guitars
Studio: Electric Lady Studios etc.
Producer: Raymond Silva
Label: Renaissance Records
Cat. Number: RMED-00133
1979年と1982年に発表した1st2ndをカップリングした1枚。この後3rdアルバムを出してグループは消滅。
サウンドは、キーボード主体のメロディアスな産業ロックという感じです。
1stでは、若干プログレ的みたいなところがあり、その辺りがSTYXを連想させます。2ndでは、その辺が幾分後退し、全体的にポップになった感じがします。
おそらく、メンバーの
David Adamsがサウンドの要となっているのでしょうね。
産業ロックの華やかし頃に出されたアルバムですが、あまり話題にはなりませんでした。
中身は、少し曲のバラツキもありますが、出来としては平均をクリアしていると思います。
1stアルバムに収められている3曲目の"Follow Me"は、中でもキーボードがメインの曲で、作りとしては他の曲よりハードで、STYXというよりURAIH HEEPの音に近く、メロディアスで最高の仕上がりとなっています。
4曲目"Easy Life"は、ピアノがいかしたバラード・タイプの曲で、そこそこの出来です。
6曲目の"Solsbury Hill"は、もろ産業ロックした曲です。
7曲目の"Only Have To Cry One Time"は、どこか聴いたようなメロディですが、ちょっとリズム・セクションがうるさく感じます。アレンジによっては、とても良い曲になると思うのですが。
9曲目の"Sundays And Mondays"がまた良い曲で、この曲が最もプログレ的な曲で、ハーモニーとピアノ、ソロギターが素晴らしい曲です。
10曲目からは、2ndアルバムのGROWING IN THE DARKとなります。
11曲目の"She's On"は覚えやすいメロディを持ったとてもポップな仕上がりとなっています。
12曲目の"The Telegram Song"は、メロディが美しいバラードですが、ここでもDavidのピアノは最高で、一押しの曲です。この曲は、当時アルバムを聴いた時、最初に好きになった曲です。
13曲目の"Someday"は、何となくBOB WELCHを連想する曲です。この曲もポップです。
14曲目の"Take My Heart"もとても産業ロックしたお薦めの曲で、さびの部分がとてもいいです。
15曲目の"On A Carousel"は、メロディがたまらなく、この曲は、STYX風ですね。
ラストの"Baja"もピアノが前面に出た曲で、メロディが良いバラードです。
GLASS MOONは、知る人ぞ知るみたいなマイナーな産業ロックバンドですが、今回の2in1CD化はとても嬉しかったですね。この調子で3枚目もCD化ならないでしょうか。それにしても、潰れたと思っていたRENAISSANCE RECORDSが復活し、SPIDERとかGLASS MOONとか、こんなアルバムをリ・イッシューしてくれるなんて最高ですね。