いわゆるゴシック・メタルにジャンルされるけど、ヴォーカルは、いたってノーマル。サウンドもメロディック・ロックに近いものがありますが、そこにあるのは、憂いを帯びたメロディでゴシック的なアプローチがプンプンです。
2曲目の"Dancer In The Dark"では、女性ヴォーカル(ソプラノではない)が絡んで、聴き易いメロディを持ったとても良い曲です。
3曲目の"Queen Misery"は、湿り気があるこれぞゴシックという曲になっています。
5曲目の"Rapture Of Lust"は、始まりのギター・ソロがカッコいいアップテンポの曲ですが、メロディも良しといったところですね。
8曲目も"Bed Of Dead Leaves"での憂いのあるギターはたまらないですね。
9曲目の"Autumn Harmony"もちょっとゆがんだようなギターの音色なんかも良いし。
全体的にみても、アルバムの出来としては、なかなかのものだと思いますよ。