Eric Carmen
Winter Dreams
Adult Contemporary
Release Date: 1998
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 44:33
Index: 1140
Stereo;
Winter Dreams (1998) (11 tracks)  44:33
01  I Was Born To Love You  04:31
02  Someone That You Loved Before  04:03
03  Every Time I Make Love To You  05:28
04  Cartoon World  04:34
05  Almost Paradise  04:24
06  Top Down Summer  03:31
07  Isn't It Romantic  03:58
08  I Could Really Love You  03:18
09  Caroline, No  03:42
10  I Wanna Take Forever Tonight  04:18
11  Walk Away Renee  02:46
1998
Purchase Date: 1998/01/21
Store: Gyokkodo
Studio: Beachwood Studios
Producer: Eric Carmen
Label: Pioneer LDC, Inc
Cat. Number: PICP-1152

前作から14年を経て発表されたEric Carmenの6枚目のソロ・アルバム。
アルバム・ジャケットの写真を見てもかなり老けた感じもしますが、少なくともバラード・ナンバーに限っては(このアルバムはバラード中心のアルバムとなっておりますが)、昔と殆ど変わっていないように見受けられます。
まあ、バラードばっかりだと、ちと寂しい感じもしますが。

1曲目の"I Was Born To Love You"は往年のEric節といったピアノ主体のメロディアスなバラード・ナンバーです。さすがメロディ・メーカーとしてはピカイチですね。
安心して聴いていられます。

2曲目の"Someone That you Loved Before"も1曲目と優るとも劣らない、どちらかというと、私はこちらの方が好きです。
しっとり感が堪らないメロディアスなバラードって、最高ですね。

3曲目の"Evey Time I Make love To You"はかなりAORしたナンバーです。
なお、このナンバーでは、盟友のWally Brysonがギターで参加しております。

4曲目の"Cartoon World"は"Twist & Shout"に似たナンバーです。
かなりポップなナンバーとなっております。

5曲目の"Almost Paradise"はもちろん、あの映画"Footloose"で使われたナンバーです。サントラのオリジナルでは、Mike Reno (ex Loverboy)とAnn Wilson (ex Heart)のデュエットが最高のバラード・ナンバーでした。
ここでは、Janey Clewerなる女性とのデュエットとなっております。
元々最高にいかしたナンバーですので、このEricのヴァージョンはもちろん良い出来ですが、それ以上にサントラのヴァージョンが良いと思うのは私だけでしょうか?

6曲目の"Top Down Summer"は、これまたEricのお得意とするTHE BEACH BOYS風のポップ・ロックのナンバーです。
ただ、この辺の曲を聴くと、Ericのヴォーカルも若干衰えたかな?とも思います。

7曲目の"Isn't It Romantic"は、メロディアスなAORナンバーに仕上がっております。

8曲目の"I Could Really Love You"はアコースティカルなポップ・ナンバーとなっております。
このナンバーでもバックでWally Brysonがギターを弾いております。

9曲目の"Caroline, No"はアコースティカルなバラード・ナンバーですが、何か物足りなさを感じてしまいます。

10曲目の"I Wanna Take Forever Tonight"はBruce Gaitcshのクラシック・ギターの音が素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーです。

ラスト・ナンバーの11曲目"Walk Away Renee"は唯一のカヴァー・ソングで、オリジナルは1966年のLEFT BANKのデビュー・ヒットのナンバーです。
Phil Spector風のアレンジがいかしたとてもポップで聴きやすいナンバーとなっております。
このナンバーはお薦めです。