Eric Carmen
Eric Carmen
Adult Contemporary
Release Date: 1984
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 38:07
Index: 1139
Stereo;
Eric Carmen (1984) (10 tracks)  38:07
01  I Wanna Hear It From Your Lips  03:17
02  I'm Through With Love  04:04
03  American As Apple Pie  03:46
04  Living Without Your Love  04:07
05  Come Back To My Love  03:38
06  She Remembered  04:31
07  You Took Me All The Way  03:36
08  Maybe My Baby  03:39
09  Spotlight  04:13
10  The Way We Used To Be  03:16
1984
Purchase Date: 1998/08/25
Store: Tower Records
Studio: Artisan Sound Recorders
Producer: Bob Gaudio
Label: Geffen Records
Cat. Number: GEFD-24042
一度CD化されただけで、永らく廃盤状態が続いているEric Carmenの1984年の5thアルバム。
ネット・オークションなどでは、5桁近い値段も見受けられます。
それまでのAristaレーベルを離れ、Geffen Recordsから出されました。
前作の"Tonight You're Mine"が結構ハードだった分、この5thでは、それ以前のメロディアスなEricに戻っており、ピアノ主体のあのサウンドが満載のアルバムとなっております。

1曲目の"I Wanna Hear It From Your Lips"はお薦めのナンバーで、これぞEric Carmenというナンバーとなっております。
メロディアスで覚え易いポップなAORナンバーに仕上がっております。

2曲目の"I'm Through With Love"もEricの真骨頂のナンバーとなっております。
ピアノ主体のバラード・ナンバーで、"All By Myself"タイプのとても美しい旋律を持ったナンバーで、このアルバムの一押しです。

3曲目の"American As Apple Pie"は、Ericのもう一つの顔のロックンロールを前面に押し出したナンバーとなっております。
ポップな仕上がりはさすがです。

4曲目の"Living Without Your Love"はMichael Boltonのペンによるナンバーです。
このナンバーもEricお得意のピアノ主体のバラード・ナンバーとなっております。
まあ、出来としては2曲目の方が良いと思いますが、少なくともこのナンバーも一定のレヴェルは超えていると思いますね。

5曲目の"Come Back To My Love"は若干ハードなナンバーで、どことなくFranke & The Knockoutsを思い起こさせるナンバーとなっております。
かなり産業ロック風ですね。

6曲目の"She Remembered"は、再びピアノ主体のバラード・ナンバーです。
バックのストリングスの音も美しいメロディアスなナンバーです。

7曲目の"You Took Me All The Way"は前作"Tonight You're Mine"に入っていても良いような溌剌としたポップ・ソングとなっております。
バックのギターの音も結構ハードですが、曲の出来はかなり良いと思います。
お薦めの1曲ですね。

8曲目の"Maybe My Baby"はThe Beach Boys風のコーラスがいかしたポップなナンバーです。
The Raspberriesのサウンドを思い出します。

9曲目の"Spotlight"は再びEricのもう一面のロックンロール調のナンバーです。
とてもポップな仕上がりとなっております。

ラスト・ナンバーの10曲目"The Way We Used To Be"は、このアルバムを閉めるのに相応しいピアノ主体のバラード・ナンバーで、メロディアスでかなり出来も良いです。
自身のピアノをバックにしっとりと歌い上げるEricのヴォーカルは、もうこの上ない素晴らしさとなっております。