Alice Cooper
From the Inside
Hard Rock
Release Date: 1978
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 39:01
Index: 642
Stereo; ADD
From the Inside (1978) (10 tracks)  39:01
01  From The Inside  03:55
02  Wish I Were Born In Beverly Hills  03:38
03  The Quiet Room  03:52
04  Nurse Rozetta  04:15
05  Millie And Billie  04:15
06  Serious  02:44
07  How You Gonna See Me Now  03:57
08  For Veronica´s Sake  03:37
09  Jacknife Johnny  03:45
10  Inmates (We´re All Crazy)  05:03
Alice Cooper - vocals, Dee Murray - guitar, Rick Nielsen - guitar, Dick Wagner - guitar, Davey Johnstone - guitar, Jim Keltner - drums, David Foster - keyboards, Jay Graydon - keyboard, programming, synthesizer guitar, Howard Kaylan - backvocals, Mark Volman - backvocals
Studio: Sunset Sound Factory etc.
Producer: David Foster
Label: Warner Bros. Records
Cat. Number: 7599-26064-2
狂気のハード・ロッカーAlice CooperDavid Fosterの合体なんて信じられますか?
このアルバムが発売された時は、とてもビックリしましたね、と書きましたが、そうでもないか。The Tubesのプロデュースもしているし。また、後々には、Scorpionsとかのプロデュースだってしているのですから。
でも、やっぱり最初聴いたときは、ビックリしたのは事実ですが。
それまでのAlice Cooperのアルバムといえば、プロデュースはBob Ezrinが殆どでしたので、中身もだいぶ変わったと思いましたが、一番のビックリは、7曲目の"How You Gonna See Me Now"でしょうかね。今までにないとてもメロディアスなバラード・ナンバーで、これがあのAlice Cooperなの?って感じでした。おそらく今までのファンからは、とても受け入れらるような音じゃ無いのかも知れないけど、それまでAlice Cooperを聴いたこともなかったAORファン
には、彼の名前を確実に覚えられるようになったことは確かですね。
人の中に潜む狂気の世界を歌ったコンセプト・アルバムですが、特筆すべき点は、詩の全てが
Bernie Taupinが手がけていることでしょうか。Bernie Taupinといえば、Elton Johnの曲の詩を手がけていることで有名ですが。
曲の方はといえば、
David FosterAlice Cooperの従来のスタイルをあまり壊すことなく(?)、AORというには、かなりハードな曲もありますが、AirplayとかTOTOとかとはちょっと違います。それでも、それぞれの曲にFoster色はにじみ出ています。
タイトル・ナンバーで
1曲目の"From The Inside"なんか聴いていると、っお、Fosterじゃないって感じですね。
3曲目の"The Quiet Room"もバラード・ナンバーで、そこその出来だと思います。
極めつけは、やはり、
7曲目の"How You Gonna See Me Now"で、David Fosterのピアノから始まるこの曲ですが、Foster色が前面でたメロディアスなナンバーで、AORアーティスト顔負けのAlice Cooperの歌声もかなりいかしてます。途中のJay Graydonのギター・ソロも短いながら最高です。
この曲を聴くだけでもこの1枚は価値ありです。