Graf (1981) (8 tracks) |
41:04 |
Side
A |
20:15 |
01 |
Baby's Gone Home |
06:12 |
02 |
Come To My Arms |
05:15 |
03 |
Haydee |
04:03 |
04 |
Lovin' You Ain't Easy |
04:45 |
Side
B |
20:49 |
01 |
Wayward Sons |
04:15 |
02 |
Pork Chop |
05:41 |
03 |
Summer's End |
04:52 |
04 |
You |
06:01 |
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1981
Vocals : Frank Pellino, Peter Tokar
Drums : Jose Ortiz
Bass : Tim Graziano
Guitars : Frank Pellino
Keyboards : Peter Tokar
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Studio: Minot Sound Studio |
Producer: Steve Katz |
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Label: CBS Inc. |
Cat. Number: NJC-67053 |
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70年代末期から80年代初頭にかけての、CBSレコードには目が離せませんでした。この当時のメジャー・レーベルはCBSに限らず新人アーティストの発掘に力を入れていたと思います。
特にCBSは優れた新人を沢山擁しておりました。例えば、以前のCD化祈願アルバムで紹介いたしましたSTREEK、TRICKSTERやカナダのSTRAIGHT
LINESなどの産業ロック系のバンドなんかがそうでした。
そして、彼等のアルバムに共通するものがありました。それは、CBSのレコード・ナンバーは当時はJCとかJZとかのイニシャルで始まっておりましたが、新人アーティストについては、そのイニシャルの前にNがついておりました。
今回紹介しますGRAFのアルバムもカタログ・ナンバーはNJC-67053と頭にNが付いています。
ということで、当時は、このカタログ・ナンバーやジャケット、プロデューサーなんかを見て、アルバムを購入しておりました。
このGRAFですが、AORっぽいサウンドももちろん持っておりますが、基本的にはプログレハードというか産業ロックに括られるバンドだと思いますね、当時の産業ロックの強力バンドBALANCEに通じるものがありますが、このGRAFの方がよりAORっぽいと思いますね。
A面1曲目の"Baby's Gone Home"はプログレ的なアプローチのナンバーですが、メロディアスで十分AORとしても通じるナンバーです。
2曲目の"Come To My Arms"はこのアルバムの中で最もお薦めのナンバーで、これぞ産業ロックといったナンバーです。キーボードとギターの音が最高で、メロディアス度も抜群です。産業ロックやAORファンには是非聴いていただきたいナンバーだと思います。
3曲目の"Haydee"はメロディアスなナンバーで、モロAORしたナンバーです。
4曲目の"Lovin' You Ain't Easy"はこのアルバムの中でも結構ハードなナンバーです。でも、アレンジがイマイチかも。
B面の1曲目"Wayward Sons"は最もプログレハードしたナンバーで、ヴォーカルも結構力強いです。ギター・ソロなどバックの演奏はご機嫌です。
2曲目の"Pork Chop"はインスト・ナンバーです。このナンバーはバックのヴァイオリンなどサウンドはKANSAS的なアメリカン・プログレハードといった趣のナンバーとなっております。この曲を聴いて思うことは、GRAFの演奏力の高さですね。かなりイイ線いってます。
3曲目の"Summer's End"は完全にプログレしたナンバーです。この辺のアプローチは欧州のプログレッシヴ・ロックといった感じですね。
ラスト・ナンバーの4曲目"You"は再び産業ロックしたナンバーです。
このGRAFにしても、以前紹介したSTREEKにしても、当時もマイナーな存在でしたので、CD化は難しいかも知れませんが、私としては、是非、リマスターされたCDで聴きたいと思っております。
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