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| 1979 J.P. Pennington : Guitars, Vocals Jimmy Stokley : Vocals Buzz Cornelinson : Keyboards, Vocals Marlon Hargis : Keyboards, Vocals Sonny Lemaire : Bass, Vocals Steve Goetzman : Drums |
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| AORの紹介本では、このExileですが1980年発表の"Don't Leave Me This Way"が彼等の代表作みたいな捉われ方をしておりますが、彼らの代表的なナンバーとも言える"Never
Gonna Stop"が収められている本作こそ、彼等の代表作だと私は思っております。AOR度もこちらのアルバムの方がかなり優っていると思いますね。 また、Exileは彼等ののオフィシャル・サイトを見ますと1966年に1stシングルを発表しているということですから、かなり息の長いバンドです。このアルバムが彼等の2ndアルバムのようで、この時点で既に10年以上のキャリアを持ったバンドだったわけです。さすが、アルバムを聴いてみても、演奏力は高いですし、曲の出来も素晴らしいものがあります。ただし、AORと呼べる内容のアルバムは1981年の"Heart & Soul"ぐらいまでで、その後のアルバムは、モロ、カントリーといった泥臭い音に変わってしまい、私としてはちょっと付いていけなかったですが。 それでも、冒頭にも書いたとおり、この"Mixed Emotions"はかなりハイセンスな音作りをしており、AORの真ん中といった良く出来たアルバムに仕上がっております。 B面1曲目の"Kiss You All Over"は全米No.1を記録した大ヒットナンバーでしたし、アルバムも上位にチャート・インしております。 A面1曲目"You Thrill Me"は、それでも若干カントリー・フレーバーのナンバーですが、メロディも良いですし、AORナンバーとしても十分通じるナンバーだと思いますね。 極めつけのナンバーは2曲目の"Never Gonna Stop"で、もうこれは完全にAORしているナンバーです。カントリー風味などまるで感じない都会的な洒落たアレンジとメロディが最高の申し分ないナンバーです。AORファンでこのナンバーを聴いたことが無い方は、是非聴いてみるべきですね。 3曲目の"There's Been A Change"は軽快な洒落た感じのナンバーで、このナンバーも殆どAORしております。 4曲目の"You And Me"はミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、彼等のコーラス・ワークが素晴らしいものとなっております。バックの音もかなり良いです。特に後半のギター・ソロは聴きものです。 B面1曲目の"Kiss You All Over"は彼等の出世作で、冒頭にも書いておりますが、全米チャートで4週間トップを独走したナンバーです。洗練されたサウンドのナンバーで、当時のサウンドとしては先端をいっていたといっても良いと思います。まさにAORナンバーです。 2曲目の"Ain't Got No Time"でもバックのコーラスがいかしたAORナンバーに仕上がっております。 3曲目の"Don't Do It"はシングルの"You Thrill Me"のB面に収められていたナンバーです。シンセの音なんかはとても洒落ていますし、雰囲気最高です。 4曲目の"One Step At A Time"はコーラスがカッコ良いポップ・ナンバーとなっております。曲の感じはホントにポップです。 ラスト･ナンバーの5曲目"Stay With Me"も若干カントリー・フレーバーが感じられるナンバーです。 私の大好きなナンバー"Never Gonna Stop"、"You Thrill Me"、全米No.1の"Kiss You All Over"といった曲は、彼等のベスト・アルバムでCDで聴くことが出来ますが、やはり、このオリジナル･アルバムをCDで聴きたいものです。なお、このベスト･アルバムですが、かなり」安く手に入りそうですので、EXILEを聴いたことのないAORファンは、是非、聴いてみるべきですね。"Never Gonna Stop"は名曲です。 |
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