月刊LaLaインデックス1985
MONTHLY LaLa INDEX 1985

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 白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その1985年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。


月刊LaLa 1985年12月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第6回 ★★★
「CIPHER NEWS NETWORK」成田美名子 CIPHERスペシャル番外編MAKING OF CIPHER★★
「時間をとめて待っていて」ひかわきょうこ第4回 ★★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第9話第9話 雪桃★★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第12回Chap.3 Who is Hatch★★★
「蜜の味」篠有紀子読切 ★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第27回 ★★★★
「夢模様」秋本尚美読切 ★★★
「朱鷺色三角(トライアングル)」樹なつみ第3回第2話 そして三角(後編)★★★★
「ノーベルマンションB1」坂田靖子第5回 ★★★
「羅陵王」佐藤史生読切 ★★★
「りんご週間1」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん56★★★
「きのうのナルシス」やまじえびね読切 ★★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第40回 ★★★
 ひかわきょうこ『時間をとめて待っていて』とかわみなみ『シャンペン・シャワー』が実にコンスタントに面白い。樹なつみ『朱鷺色三角(トライアングル)』もキャラクターがそろってそろそろ面白くなってきたところで、まあ、『日出処の天使』とかが盛り上がっていた一番の黄金時代と比べるとアグレッシブさはさほどないものの、安定したエンタテイメントとしてのもうひとつの黄金時代に入りつつあった、といってもいいかも。まあ、このちょっと後から自分で買い始めたこともあって、この頃のLaLaはけっこう好き。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年11月号
表紙なかじ有紀「小山荘のきらわれ者」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「CIPHER」成田美名子第10回Scene2.GRANDMA CLOCK IN HAND★★★★
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第5回 ★★★
「ノーベルマンションB1」坂田靖子第4回 ★★★
「朱鷺色三角(トライアングル)」樹なつみ第2回第2話 そして三角(前編)★★★
「奴には8本の足がある」篠有紀子読切 ★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第26回 ★★★★
「時間をとめて待っていて」ひかわきょうこ第3回 ★★★★
「探偵日記」くぼた尚子第2話第2話 夢の法則★★★★
「アルカディアの道」森川久美第8回第8話 ランベールの影★★★
「銀襴緞子」木村晃子読切 ★★★
「秋のロードレース」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん55★★★
「ルイ君に乾杯!」原なおこ第6話第6話 11月のばんざいウサギ★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第39回 ★★★
 まあ、わりと安定して読める号。中では、ギャグを狙って滑っている篠有紀子「奴には8本の足がある」が、ちょっと作風模索で迷走状態、という感じで読んでいてちょっと辛いかも。篠有紀子はこの時期ホラー系も今ひとつだし、あまりいいところが感じられない。
 木村晃子「銀襴緞子」は人気投票付の新人競作シンデレラ賞チャレンジ作品。これもまた、独特のムードを醸し出す佳作。「日本情緒」という言葉を絵とストーリーでこれだけ表現できるのはやっぱり才能だと思う。しかし、こうしてみるとこの時期の新人はなかなか個性豊かではないか。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年10月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「朱鷺色三角(トライアングル)」樹なつみ第1回第1話 末裔たちのプロローグ★★★
「CIPHER」成田美名子第9回Scene2.GRANDMA CLOCK IN HAND★★★★
「時間をとめて待っていて」ひかわきょうこ第2回 ★★★★
「櫻の園」吉田秋生読切Vol.2 花紅★★★★★
「月雫茶二杯目」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん54★★★
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第4回 ★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第8話第8話 地上の空 空の海★★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第25回 ★★★★
「アルカディアの道」森川久美第7回第7話 二十年後★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第11回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「ノーベルマンションB1」坂田靖子第3回 ★★★
「怪子さんの一日お母さん」堀内美智江ギャグ ★★
「湖に住む人魚」安孫子三和読切 ★★★
「制服世代(ユニフォーム・エイジ)」森脇千里読切 ★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第38回 ★★★
 吉田秋生『櫻の園』がまた登場。このシリーズはもう文句なしの★★★★★。
 ひかわきょうこ「時間をとめて待っていて」に続いて、樹なつみ『朱鷺色三角(トライアングル)』が連載開始。樹なつみは今でもこのシリーズがいちばん好きかな。
 安孫子三和「湖に住む人魚」は人気投票付の新人競作シンデレラ賞チャレンジ作品。安孫子三和らしい独特のムードを醸し出す佳作。個人的にはこれがイチ押しだったかな。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年9月号
表紙ひかわきょうこ(無題)
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「時間をとめて待っていて」ひかわきょうこ第1回 ★★★★
「乱切りにんじん」大島弓子読切 ★★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ読切写真館 ぱたぱたぱた★★★
「CIPHER」成田美名子第8回Scene2.GRANDMA CLOCK IN HAND★★★★
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第3回 ★★★
「ノーベルマンションB1」坂田靖子第2回 ★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第10回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「ウィーク・ポイント」竹宮惠子後編姫クンスペシャル★★★★
「窓」樹なつみ読切 ★★★
「月雫茶一杯目」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん53★★★
「アルカディアの道」森川久美第6回第6話 犯罪大通り★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第24回 ★★★★
「ベラドンナ」望月玲子読切 ★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第37回 ★★★★
 ひかわきょうこ『時間をとめて待っていて』連載開始。この当時は、連載終了までにあんなに時間がかかることになろうとは誰も思っていなかったであろう(笑)。
 大島弓子「乱切りにんじん」は珍しく『綿の国星』ではない短編。母親に先立たれて父子家庭になった女の子が厳格だけど家事能力ゼロの父親との生活でいろいろいろいろ考える、という話。なかなか楽しい。竹宮惠子「ウィーク・ポイント」は、詳細は略すがシリーズの中でもけっこうえぐい話だったかも(笑)。しかし、意外にこの時期でも24年組の力を借りていたんだなあ。>LaLa
 望月玲子「ベラドンナ」は人気投票付の新人競作シンデレラ賞チャレンジ作品。まあ、清水玲子と比べてしまうのはちょっとかわいそうかも。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年8月号
表紙大島弓子「綿の国星」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「CIPHER」成田美名子第7回Scene2.GRANDMA CLOCK IN HAND★★★★
「ノーマル・ポテトチップス」樹なつみ読切 ★★★
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第2回 ★★★
「ノーベルマンションB1」坂田靖子第1回 ★★★
「アルカディアの道」森川久美第5回第5話 楽園の鳥★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第23回 ★★★★
「ウィーク・ポイント」竹宮惠子前編姫クンスペシャル★★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第7話第7話 怪談・天夏粉★★★
「サマーパビリオン」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん52★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第9回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「5番街の歌姫」アベ浩子読切 ★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第36回 ★★★
 まあ、引き続き中庸の号。毎年夏のお楽しみ(笑)、姫クンスペシャルが載っている。坂田靖子「ノーベルマンション」は、前回でマンションが崩壊してしまって、舞台が崩壊したマンションの地下に移って話の仕切り直し。かわみなみ「シャンペン・シャワー」は引き続き絶好調(笑)。
 アベ浩子「5番街の歌姫」は人気投票付の新人競作シンデレラ賞チャレンジ作品。まあ、清水玲子と比べてしまうのはちょっとかわいそうかも。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年7月号
表紙なかじ有紀「小山荘のきらわれ者」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「小山荘のきらわれ者」なかじ有紀第1回 ★★★
「アルカディアの道」森川久美第4回第4話 オリエントの彼方★★★
「CIPHER」成田美名子第6回Scene2.GRANDMA CLOCK IN HAND★★★★
「ココロノキャラメル二粒目」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん51★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第22回 ★★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第8回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「ノーベルマンション」坂田靖子第6回6th ふろあ★★★★
「蒼のクレッシェンド」篠有紀子最終回 ★★
「探偵日記」くぼた尚子第1話 ★★★★
「天女来襲」清水玲子読切 ★★★★
「金色ボタン」文月綾人読切 
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第35回 ★★★★
 まあ、引き続き中庸の号。なかじ有紀「小山荘のきらわれ者」がスタート。基本的には1話完結のシリーズものしか描いてこなかったなかじ有紀の初の連載作品にして、以後の地位を決定づけた作品でもある。
 くぼた尚子はLaLa誌上では最後のシリーズ「探偵日記」がスタート。「シニカル〜」はツン太くん話なので無条件に★★★★(笑)。
 あと、清水玲子「天女来襲」は人気投票付の新人競作シンデレラ賞チャレンジ作品。既に現在に到る画風、作風は完成されている感じ。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年6月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ライオンは起きている」星崎真紀第7回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「アルカディアの道」森川久美第3回第3話 虚栄の市に★★★
「羊たちのマーチ」ひかわきょうこ読切 ★★★
「CIPHER」成田美名子第5回Scene1.DOUBLE STAR,AVENUE A★★★★
「パン」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん50★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第6話第6話 梅雨・ぱらのいあ★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第21回 ★★★★
「パジャマ男」やまじえびね読切 ★★★
「華模様」秋本尚美読切 ★★★
「ノーベルマンション」坂田靖子第5回5th ふろあ★★★★
「蒼のクレッシェンド」篠有紀子第2回 ★★
「子供たちの新学期」原なおこ読切(ルイ君)5★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第34回 ★★★
 まあ、引き続き中庸の号。秋本尚美が昭和30年代の芸能界を舞台に多少新境地に挑戦しているが、まあ成功しているかどうかは微妙なところ。いつもながらの秋本尚美の印象を大きく脱するものではないかな。
 坂田靖子「ノーベルマンション」は休刊(?)した別冊LaLaからの移籍なので、連載回数がいきなり第5回(笑)。まあ、坂田靖子らしい破天荒で楽しいコメディでマル。
 あと、やまじえびねが早くも短編で登場。現実と空想の区別がつかなくなった妄想癖(?)のある男の恋と破滅(?)を描いた独特の不条理劇で、持ち味がよく出ている。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年5月号
表紙ひかわきょうこ(無題)
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「CIPHER」成田美名子第4回Scene1.DOUBLE STAR,AVENUE A★★★★
「アルカディアの道」森川久美第2回第2話 仮面舞踏会(マスカレード)★★★
「銀色絵本」ひかわきょうこ最終回 ★★★
「学生の領分」なかじ有紀読切番外編 green・green★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第20回 ★★★★
「櫻の園」吉田秋生読切Vol.1 花冷え★★★★★
「ココロノキャラメル」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん49★★★
「天使になる日」樹なつみその4「マルチェロ物語」外伝VOL.III★★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第6回Chap.2 Sons and Daughter★★★
「Eccentric stew No,2-いつむ君の恋愛編-」新田華丸読切第56回LMS第1位
「蒼のクレッシェンド」篠有紀子第1回 ★★
「HIGH TIME」岡野史佳読切第20回LMHS準入選★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第33回 ★★★
 吉田秋生『櫻の園』が初登場。文句なし★★★★★の出来ではあるが、LaLa的にはあくまでもゲストなので、雑誌としてのテンションはやっぱり中庸か。中では、かわみなみ『シャンペン・シャワー』が独特のわけのわからないノリが爆発して、本領発揮の感(笑)。
 3月号に続いて、岡野史佳の投稿作が登場。離婚した父親への想いから男ものの服しか着なくなってしまった女の子の心がある出来事をきっかけにほぐれていく、という割とハートウォーミングな佳作。この段階でも絵柄的にはアベ浩子的なのだが、キーとなる大コマでの女の子の表情とかに華があるあたりはやっぱりマンガ家としてブレイクする人とそうでない人の「天賦の才」の違いなのかもしれない。
 あと、同じく投稿作の新田華丸も先月のやまじえびねと同様、絵柄がちょっと安孫子三和的かも(笑)。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年4月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「アルカディアの道」森川久美第1回第1話 東から来た男★★★
「学領新聞」なかじ有紀 其ノ二
「CIPHER」成田美名子第3回Scene1.DOUBLE STAR,AVENUE A★★★★
「銀色絵本」ひかわきょうこ第5回 ★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第5話第5話 定例風炎現象★★★
「春の空の灰色(グレイ)」くぼた尚子読切聖子シリーズ★★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第19回 ★★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第5回 ★★★
「ロマンシングN・Y(ニューヨーク)」篠有紀子読切 ★★
「天使になる日」樹なつみその3「マルチェロ物語」外伝VOL.III★★★★
「ミンスミートパイ」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん48★★★
「夜の胸さわぎ」やまじえびね読切第9回アテナ新人大賞新人賞★★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第32回 ★★★
 くぼた尚子「春の空の灰色(グレイ)」は「聖子シリーズ」最終作。まあ、これまでの作品と比べるとちょっとテンションは落ちるけど、くぼた尚子特有のキャラクターのかけあいは存分に楽しめる作品……なのだが、この直後に出たララDELUXEの総集編にもコミックス『クリスマスのすすめ』にも収録されていないのが残念。だから、どこかでシリーズ全作品を収録した完全版をコミックスか文庫ででも出してくれないものか……。
 あと、やまじえびねがまた投稿作で登場。これで正式デビューとなった。しかし、今読み返すとデビュー当時のやまじえびねの絵柄は安孫子三和あたりとちょっと似ていたりするのだった。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年3月号
表紙大島弓子「綿の国星」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「CIPHER」成田美名子第2回Scene1.DOUBLE STAR,AVENUE A★★★★
「薔薇の木に薔薇の花咲く」木原敏江読切 ★★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第4回 ★★★
「学生の領分」なかじ有紀 PART12 every・one★★★
「月雫村のころ10」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん47★★★
「天使になる日」樹なつみその2「マルチェロ物語」外伝VOL.III★★★
「銀色絵本」ひかわきょうこ第4回 ★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第4話第4話 春★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第18回 ★★★
「花に嵐」秋本尚美読切 ★★★
「転校生のすすめ」原なおこ読切(ルイ君)4★★★
「一万十秒物語」倉多江美最終回その59 最終回 冬の動物園★★★
「ファニー・スクープ」岡野史佳読切第55回LMS第1位★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第31回 ★★★
 今回は全体に中庸。中では木原敏江「薔薇の木に薔薇の花咲く」がコミカルで独特な味があっていい感じ。
 LaLaの「環境マンガ」としてほぼ丸6年継続してきた倉多江美「一万十秒物語」もとうとう今回で終了。またひとつ世代が交代したことが実感される出来事ではある。
 あと、岡野史佳の投稿作が初の本誌登場。掲載時に改名しているけど、投稿時点でのペンネームは水樹夜夢。まあ、この時点ではアベ浩子にちょっと似た感じの割とラフな絵柄だった。あと、掲載はされなかったけど、これの前に「花咲く乙女よ穴を掘れ」という短編を投稿していて、ムーンライダーズのファンであることはあまりにも明らかだったりして(笑)。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年2月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「CIPHER」成田美名子第1回Scene1.DOUBLE STAR,AVENUE A★★★★
「学領新聞」なかじ有紀  
「天使になる日」樹なつみその1「マルチェロ物語」外伝VOL.III★★★
「月雫村のころ9」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん46★★★
「月は東に日は西に」わかつきめぐみ第3話第3話 HEART BREAK★★★
「銀色絵本」ひかわきょうこ第3回 ★★★
「ギャザー」大島弓子読切綿の国星★20★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第3回 ★★★
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第17回 ★★★★
「白のイノセンティ」篠有紀子後編 ★★
「此処らのガキんちょ」木村晃子読切 ★★★
「一万十秒物語」倉多江美第58回その58 となりのモモちゃん★★★
「くすりゆび姫」遠野一生読切第9回アテナ新人大賞優秀新人賞★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第30回 ★★★
 ということで、成田美名子『CIPHER』連載開始。まあ、この時点ではどういう話になるのか全く見当もつかなかったんだけど(笑)。
 一時期はLaLaの象徴ともいえた大島弓子『綿の国星』もこの頃になると年1作のペース。この後、1987年で終了。
 他はそんなに目を引く話はなかったかな。『シャンペン・シャワー』はかなり面白くなってきているけど(笑)。(2002/04/06)


月刊LaLa 1985年1月号
表紙成田美名子「CIPHER」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「Bye Byeダミー」樹なつみ読切「マルチェロ物語」外伝VOL.II★★★
「CIPHER・予告編」成田美名子  ★★
「学生の領分」なかじ有紀読切PART11 受難の日々★★★
「銀色絵本」ひかわきょうこ第2回 ★★★
「冬の庭」高橋亮子読切「6月の神話」続編★★★
「一万十秒物語」倉多江美その57ちょっとピンボケ★★★
「1/45のマドンナ」原なおこ読切(ルイ君)3★★★
「ライオンは起きている」星崎真紀第2回 ★★★
「白のイノセンティ」篠有紀子前編 ★★
「おおかみ志願」若山信読切第54回LMS第1位
「シャンペン・シャワー」かわみなみ第16回 ★★★★
「月雫村のころ8」しばたひろこ読切ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん45★★★★
「水たまりのアルテミス」望月玲子読切 ★★
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」玖保キリコ第29回 ★★★
 1985年最初の号は……まあ、★★★が多いっすね(笑)。まあ、流石に『日出処の天子』とか『エイリアン通り』と比べてしまうとちょっと辛いかも。表紙だけは次号から連載開始の『CIPHER』だけど、絵柄的にはまだ『エイリアン通り』に近いので(当たり前だ(笑))、アニスの筈の女の子がアニスに見えないような気がするのはご愛敬(笑)。ん? それとも、このイラスト、実は『CIPHER』ぢゃないオリジナルイラストとか……(笑)。
 高橋亮子は1984年6月号掲載の「6月の神話」の続編で、これがLaLaでは最後の掲載。この「6月の神話」「冬の庭」の連作はコミックスなどにはなってない筈。と、いっても、コミックスで買ってまで読みたい作品か、といわれると評価は辛口になるかなあ。高橋亮子でLaLaといえば、やっぱり自伝的(?)連作『道子』が個人的には高橋亮子の全作品の中でもいちばん好きなんだけど、この頃になると感性が時代とずれてきている感じで、結局高橋亮子は、この後1987年くらいまでは別冊少女コミックに散発的に短編を発表して、1冊だけ短編集のコミックスをフラワーコミックスから出した後、小学館の雑誌からも姿を消すことになる。
 あと、この号の第19回LMHSの発表でやまじえびね「古都姫様危ふし」が準入選している。たぶんこの後の増刊のどれかに載ったんじゃないかと思うんだけど、その号は持ってないんだよね、残念。(2001/11/27)


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