箱根小涌園ユネッサン★★


巨大な温泉?テーマパーク

■概要

箱根の小涌谷(こわきだに)温泉にある温泉レジャーホテル小涌園が温泉テーマパークを造ったと聞いて、行ってみることにした。

小涌園は「サンシャイン湯ートピア」という大きな温泉施設を持っているが、それに隣接してより大きな温泉施設「ユネッサン」を造った。キャッチフレーズは「
水着で遊ぶ地中海をテーマにした温泉テーマパーク」だ。



東京を午後に出たので着いたのは夕方になった。正面から見ると公共施設のような大きな建物だ。2001年1月のオープンでまだ新しい。全体は3つのゾーンに分かれている。中央に水着で入るユネッサン、左手はサンシャイン湯ートピア、ここも水着着用、右手は裸で入る森の湯がある。それぞれが大型の施設である。

■印象


建物入り口や館内は天井画があったりして、テーマパークの雰囲気だ。受付でタオルと館内着と腕時計型のバンドを受け取る。腕時計型のバンドは、ロッカーの鍵や自販機の利用パスになる。料金は帰りに支払う。

まずは渡り廊下を渡って「サンシャイン湯ートピア」に行く。温水プールがあって、その奥に谷に沿って露天風呂が並んでいる。全部で20個の露天風呂があるそうだ。一番上の露天風呂までけっこう登る。



気に入ったのは中段にある檜風呂だ。ただ、全体が和風なので、水着で入るのに少し違和感を感じる。ところどころに、ユネッサンの四角い猫型キャラクターが置いてあって、クイズができる。家族連れが楽しむには面白いだろう。



「ユネッサン」の中心施設は巨大なドームにある大きな風呂「神々の海」だ。正面にウォータースクリーンがあって、ギリシャの日没のビデオを上演している。この周りを取り囲むように面白い風呂がある。屋外にはウオータースライダーなどもあるが、ここは家族連れよりもカップルが多い。

トルコの王宮をイメージしたトルコ風ハマム 、壁画にこった古代ローマ風呂などがある。そのなかで売り物は「死海風呂」だ。塩分が非常に濃く体が浮き上がる。なま暖かくてふわりと体が浮くので漂っていると瞑想的な気分になる。ただし、小さな傷でもひりひりするのが玉に瑕だ。



「森の湯」は、裸で入る普通の温泉施設だ。露天のエリアが大変広く、岩風呂、樽風呂、桧風呂がある。周囲の森を残してあるので、けっこう風情がある。このころには夜も遅くなって景色は楽しめなかったが、静かな雰囲気で温泉らしい気分を味わえる。





巨大な温泉施設なので、一通り楽しむだけでも1日かかってしまうかもしれない。温泉と言っても泉質をうんぬんする所ではないので、カップルで楽しむところと考えたほうがよいだろう。家族連れにはちょっと料金が高すぎるかもしれない。

■営業

営業時間 9:00−20:00
休館日 無休
料金 4000円(ユネッサンと森の湯)
1800円(森の湯のみ)
※タオル、バスタオル、館内着付き
※ホームページなどで各種割引あり


■所在地

神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297
TEL:0460−2−4126

交通

小田原厚木道路の箱根口ICを降りて、国道1号線をたどる。宮ノ下を過ぎて、「小涌園前」まで。駐車料金は1日500円、休日はかなり混雑するらしい。
バスを利用する場合、箱根湯本駅から「箱根町・元箱根行」約20分、「小涌園」で下車



調査日:2001年6月

オフィシャルページ

 TOP  温泉みしゅらん