老神温泉湯元華亭★★★★  


老神の新しい日帰り温泉

■概要

老神(おいがみ)温泉は尾瀬から流れる片品川の渓谷にある古くからの温泉場だ。尾瀬観光の中継地として栄えたが、現在は道路事情が良くなったためにかえって人気が衰えているようだ。

湯元華亭(はなてい)は片品川の渓谷にある日帰り専用の温泉である。1996年にできた比較的新しいところだ。片品川を渡る赤い吊り橋の脇にあって、川を見下ろすように建っている。



浴室は大きく2つに分かれていて、川側の「
谷の湯」と山側の「滝の湯」がある。日によって男女が交代する。それぞれに内風呂と露天風呂、打たせ湯があり、地形をうまく利用している。


ユニークな足湯

■所在地

群馬県利根郡利根村大場1519−4
TEL:0278−56−4126



■印象

浴室は、傾斜した地形にうまく配置してあって、森の中にあるように自然に溶け込んでいる。谷の湯の内風呂は丸形のヒノキ風呂、外には渓谷が見渡せる2ヶ所の露天風呂がある。滝の湯の内風呂は母屋の一部になっている。こちらも大きな窓をいっぱいに広げて開放感がある。滝の湯側にも露天風呂が2ヶ所ある。


滝の湯の内風呂

お湯はかすかに白く硫黄の臭いがする。泉質は
単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)(硫化水素型)で源泉の温度は49.8度、PH=8.7である。

男女混浴?の足湯(足だけの温泉)があって、渓谷の緑を眺めながらリラックスできる。面白い趣向だ。

全体の印象は、清潔な日本旅館という感じだ。掃除が行き届いていて気持ちがよい。露天風呂は森の中にあるような感じで紅葉の頃は最高だろう。お勧めする。

■営業

営業時間 10:00−19:00
休館日 第2火曜日
(4月−11月)
第2、4火曜日
(12月−3月)
年末年始
料金 1000円

交通

関越自動車道の沼田ICで降りて、国道120号線を尾瀬方向へ行く。インターから16kmほどの大原交差点を右折して老神温泉へ向かう。老神温泉街を通り片品川の狭い吊り橋を渡るとすぐ。
駐車場はそれほど広くない。休日はかなり離れた路肩駐車になる。



調査日:1999年9月

片品川老神渓谷のパノラマ(92kb)

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