梅ケ島新田温泉黄金の湯★★★ |
梅ケ島の人気の立ち寄り湯 ■概要 梅ケ島は、静岡市中心部から安倍川に沿って南アルプスの山懐に入った静かな山村だ。春秋の観光シーズンには、静岡近辺から観光客が集まる。最奥の梅ケ島温泉の少し手前に、公営の日帰り温泉、梅が島新田温泉「黄金の湯(こがねのゆ)」がある。 黄金の湯は静岡市の市営温泉で、1999年4月にオープンした新しい施設だ。昔風の火の見やぐらのようなものが目印だ。瓦屋根の和風の大きな建物だ。敷地内には 食堂と土産屋、陶芸教室の建物もある。 黄金の里の近くには、戦国時代から江戸時代初期にまでに、莫大な金を産出した日影沢金山がある。施設の名前はこの金山に由来しているようだ。入浴施設は、男女別に大小の内風呂と露天風呂がある。 ■所在地 静岡県静岡市梅ヶ島5342−3 TEL:054−269−2615 |
■印象 訪れた日は晩秋、最後の紅葉が見られる休日で、日帰り観光客がたくさん来ていた。午前中だったが、休憩室は満席なので座れないがそれでよいかと確認されて入場した。さすがに休憩室は少しの隙間もない。 浴室には大小2つの浴槽がある。小さいほうはぬる湯だ。大きい方にまず入る。微白濁のお湯だ。少しだけヌルヌルする。泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉、源泉の温度は31.3度、pH=9.2、 総成分量1.068g/kg( 低張性アルカリ性低温泉)だ。 露天風呂からは周囲の山が見える。紅葉のシーズンなのでなかなか美しい。目隠しが高いので、お湯に漬かると残念ながら景色が見えない。露天風呂は少し温めなので、ゆっくり漬かっている人が多い。 アルカリ性のやわらかいお湯なのだが、塩素消毒のカルキ臭がやや強い。人気の立ち寄り温泉なので、入浴客が多いためとは思うが、温泉ファンとしてはやや残念なところだ。 |
■営業
■交通 |
■赤水の滝 |
県道29号線で、コンヤ温泉を過ぎ、黄金の湯の手前に赤水の滝がある。道路際の駐車場から整備された公園の中を少し歩くと、滝の見える展望台に出る。滝壷までは行けないが豊富な水量のみごとな滝を見ることができる。 1707年の大地震の際に、南アルプス斜面が大崩落し、安倍川がせき止められてできた滝だ。崩落当時、滝が赤く染まった水を流しつづけたことからこの名がついたという。 |