城下町の高台にある公営温泉 ■概要 長野県高遠(たかとう)は諏訪から南へ山ひとつ越えたところにある城下町だ。戦国時代からの歴史があるとこだ。周囲は山に囲まれ落ち着いた雰囲気がある。 高遠城は明治時代に取り壊されて城址公園になっている。明治時代から城址公園に桜が植えられて、今では1500本もある桜の名所になっている。 高遠温泉さくらの湯は公営の温泉施設で城址公園の近くにある。桜の季節に桜見物の客でずいぶんにぎわうそうだ。公営施設らしくコンクリート剥き出しのちょっとモダンな建物だ。 温泉は1991年にボーリング、1994年に公営温泉施設さくらの湯がオープンした。施設の周りにも桜があって、広い休憩所からも桜見物ができる。 ■所在地 長野県伊那市高遠町大字高遠1160 TEL:0265−94−3118 |
■印象 浴室は消毒臭がたまっていて第一印象はあまりよくない。大きな主浴槽をよく見ると、かなりの量のお湯があふれているので少しうれしくなる。 お湯は透明、ほのかに白濁。やや熱めの適温だ。肌がかなりツルツルする、ツルスベの浴感だ。香りはカルキ臭のためよくわからない。 打たせ湯があって、熱めだがツルスベ感が強く、まるでリンスをあびているようだ。 泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度27.8℃、蒸発残留物279mg、pH9.6。ナトリウム−炭酸水素塩泉の薄いもの。加温、循環ろ過、塩素系消毒。 露天風呂は岩組みのもの。かなり熱めで薄く白濁している。ツルスベ感がある。露天風呂から山の緑が見渡せる。 役場の裏山の高いところにある施設なので、眺めがよく静かだ。残念ながら消毒臭が過ぎて、せっかくの泉質が楽しめない。ツルスベの浴感が気持ちよいので、湯づかいをもっと工夫すればよいところ。 |
■営業
■交通 中央自動車道の伊那ICを降りて、国道361号線を西に向かう。天竜川を越え10kmほど走ると高遠市街に入る。国道152号線の分岐点から役場の裏の道を登る。駐車場は40台程度。離れたところに第2駐車場あり。 調査日:2007年5月 |