美ヶ原温泉ふれあい山辺館白糸の湯★★★


リニューアルした人気の共同浴場

■概要

美ヶ原温泉は松本市の西側、美ヶ原高原の入り口にある温泉地だ。昔は白糸の湯と呼ばれていたが、昭和30年代から美ヶ原温泉と呼ばれるようになった。

美ヶ原高原の美ヶ原という名前は今風な名前と思っていたが、江戸時代にはすでにそう呼ばれていたそうだ。美ヶ原温泉を象徴する共同浴場が白糸浴場だった。



美ヶ原温泉は今では市街化が進み、2003年に白糸浴場は閉鎖された。新しい浴場は「ふれあい山辺館白糸の湯」という。温泉センター「ウエルネスうつくし」の隣にある。

建物は和風の白壁、蔵のような2階建てだ。1階に共同浴場、2階は展示室と研修室がある。建設は松本市で運営は美ヶ原温泉組合が行っている。

■所在地

長野県松本市大字里山辺湯の原
TEL:0263−35−9076



■印象

浴室には2つに仕切られた浴槽があり、円盤状の湯口からお湯が流し込まれ浴槽のふちからゆっくり溢れている。良く見ると循環用の吸入口があるので一部循環しているようだ。

お湯は透明、無味無臭、ややぬるめだ。泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度42.2度、成分総計418.8mg/kg、湧出量130L/分。
4つの源泉を混合して供給されている。

露天風呂もあるが、周りが高い塀なので残念ながら楽しみはあまりない。ぬるめのお湯なので長湯ができる。

土曜の昼に訪れたがずいぶん混んでいた。ロビーに入場者数の時間別グラフが飾ってあったのが面白い。土曜日を見ると入場者のピークは朝6時と夕方6時(62人)、最も少ないのが昼1時だ。

地元の人と観光客が集まってかなり混む施設だ。お湯の持ち帰りも人気だ。洗い場の源泉カランから大きなペットボトルでお湯を汲む人も多い。

ぬるめで浴感はあまりないが、清潔な施設。カルキ臭もよく抑えられていた。混みすぎるのが残念。

■営業

営業時間 5:30−22:00
休館日 第3火曜日
料金 300円

交通

長野自動車道の松本ICを降りて国道158号線で松本駅前へ出る。松本駅前から国道145号線に入り、松本城近くの城東2交差点を右折して県道67号線に入る。総社三叉路で美ヶ原温泉の案内に従って左折。郵便局近くを左折、狭い道を入る。
駐車場は温泉センター「ウエルネスうつくし」のが目の前にある。



調査日:2004年10月

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