塩狩温泉


塩狩峠の冷鉱泉

■概要

塩狩峠は旭川の北にある傾斜のゆるい峠で、三浦綾子の小説で有名だ。北の天塩国と南の石狩国の国境の峠なので塩狩峠という。峠頂上のすこし北に塩狩温泉がある。

発見は1921年、牧場の牛が発見したという。 1923年に塩狩温泉が創業した。JR宗谷本線の塩狩駅のすぐ近くだ。大きな敷地に池があって、その前にやや古びた建物がある。


池にはアヒルの声がする。周囲はまばらな雑木林があり、少し離れて線路がある。館内には独特のヘタウマの書で有名な相田みつおのギャラリーがある。

■所在地

北海道上川郡和寒町塩狩3
TEL:016532−2511
FAX:016532−2512



■印象

浴室はそれほど広くはないが清潔だ。入り口近くの小浴槽「くすり湯」が温泉浴槽だ。奥にある大浴槽は真湯だ。「くすり湯」はわずかに色がある透明なお湯だ。

泉質は鉄(U)−硫酸塩泉(酸性緑礬泉)、源泉の温度9.5度、蒸発残留物370mg/kg、湧出量3L。湧出量が少ない冷鉱泉である。



大浴槽は清潔だ。浴室は男女が日によって入れ替わる。特別にインパクトのあるお湯ではないが、清潔で感じがよいところだ。通りかかりでさっぱりするにはよいところ。

■営業

営業時間 8:00−21:00
休館日 無休
料金 400円
休憩室利用は650円(17時まで)

交通

道央自動車道の旭川北ICで降りて、国道40号線を塩狩峠に向かう。塩狩峠頂上を過ぎるとすぐ右手に見える。和寒ICから40号線を戻る方が早いかもしれない。駐車場は広い。JR宗谷本線塩狩駅から歩いて2分。



調査日:2003年5月

オフィシャルページ


三浦綾子記念館

温泉から少し坂を登ると、 小説「塩狩峠」で有名な三浦綾子の記念館がある。塩狩駅を見下ろす位置にレトロな雰囲気の建物がある。旭川にあった住宅を移築したもので、中には三浦綾子の著作がそろえられている。

小説「塩狩峠」のモデルは、塩狩峠で暴走した客車を自分を犠牲にして止めた国鉄職員長野政雄だ。クリスチャンの犠牲死として小説化された。いまでも慰霊碑がある。

 

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