渋川温泉保科館★★★★


新鮮で豊富な湯量の濁り湯

■概要

渋川温泉は茅野から麦草峠へ登る道を途中から折れて、渋川まで降りる途中にある。森の中に埋もれて秘湯の雰囲気だ。広い空き地にホテル風の新館と鄙びた旧舘がある一軒宿の温泉だ。

渋川温泉の開湯は大正時代だそうだが一時寂れ、現在の保科(ほしな)館は昭和20年代に保科さんが開業したものだ。現在も家族的に経営されている。



入り口と受付は新館、浴室は旧舘側にある。男女別の内湯、露天風呂があり、そのほかに水着着用の大きな温泉プールがある。休憩スペースはないが食堂があるほか新館のロビーが利用できる。



■所在地

長野県茅野市渋川峡 
TEL:0266−67−2319
FAX:0266−67−4688



■印象

浴室は縦長のコンクリートの浴槽。緑色から茶色の濁り湯が、かなりの勢いでかけ流されている。温度の違う源泉を混ぜて適温に調節されている。

お湯は新鮮な金気臭があって、飲んでみると渋みのあるダシ味で案外うまい。肌はキシキシになる。豊富なお湯がとてもうれしい。

泉質はナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉、源泉の温度は41.9℃、成分総計1291mg。分析表によると渋川温泉3号泉と渋川温泉の混合泉だ。



露天風呂は浴室のすぐ外にある。こちらはぬるめ、こまかい湯花が踊っている。高い湯口から勢いよくお湯が落ちてくる。露天風呂の目の前に大きな温泉プールがある。

湯上りは肌がコーティングされた感じでポカポカする。豊富なお湯でとても贅沢な気分になれる。プールはちょっと驚くが、お湯そのものは良い。お勧めする。

■営業

営業時間 9:00−21:00
休館日 無休
料金 800円

交通

中央自動車道諏訪ICからビーナスラインを経由し、国道299号を麦草峠方面に進む。「奥蓼科」の標識のある交差点を右折し、しばらく進む。辰野館の手前の「渋川温泉」の標識を左折してしばらく進み、看板があるところから坂道を下るとすぐ。



オフィシャルページ

調査日:2004年11月

蕎麦

国道299号線沿いに蓼科別荘地がある。そのなかに手打ち蕎麦の店があるので寄ってみた。豚の角煮付きのモリ(1300円)を試した。やや気取りすぎだがまあまあの味。

深山: 長野県茅野市北山蓼科5513
TEL: 0266−67−5182
 

 TOP  温泉みしゅらん