瀬石温泉★★★  


海に沈む海中温泉

■概要

瀬石(せせき)温泉は知床半島の東側にある有名な露天風呂である。海岸の岩の隙間から温泉が涌いていて、天然の岩風呂になったところ。満潮になると水面下になる。

この温泉はすぐそばのラウス昆布販売店の濱澤さんの所有のものだそうだ。現在は源泉からホースでお湯をくみ出して、広い方の湯船に移している。利用者は広い方の湯船を使うことになっている。

脱衣場はない。海岸で服を脱ぐことになる。女性は水着が必要だろう。


左奧が源泉、右手前が湯船

■所在地

北海道目梨郡羅臼町瀬石
TEL:01538−7−2111
(羅臼町観光課)



■印象

昆布販売店でのんびり海を眺めていた濱澤さんに声をかけると、「もうすぐ潮がみちてくるから早く入った方がいいよ」と教えられる。急いで支度をして入る。お湯の温度はややぬるめ。岩海苔がお湯に浮いている。

うまく晴れてくれたのですばらしい海の眺望が楽しめる。対岸の国後(くなしり)島が見える。対岸まで40km程度、ずいぶん近く感じる。

潮が満ちてくると波が湯船にも入ってくる。もうすぐ海中の露天風呂になるのだろう。


満潮なので源泉のホースを片づけるところ、左の人が濱澤さん

■営業

営業時間 規定なし
満潮時は水没して利用不能
休館日 無休
冬季は寒さのため利用不能
料金 無料
清掃のための協力金を任意で集めている

交通

網走から東へ向かって国道244号線、斜里町から国道334号線で知床峠を越えて羅臼町に着く。羅臼町から道道87号線(知床公園道路)を北へ行く。羅臼から23km程度。
車は道路脇の駐車場に置ける。



調査日:1998年8月

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