積翠寺温泉古湯坊★★ |
信虎が今川に攻められたとき家族が要害山に逃れた。そのとき信虎の夫人産んだ子が後の武田信玄だ。積翠寺には信玄の産湯の井戸がある。 積翠寺温泉は鎌倉時代に発見され修験者たちに利用されていた。現在は山を挟んで2軒の温泉旅館がある。東にあるホテル要害が有名だが、今回は西にある古湯坊(こゆぼう)を訪れた。
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■印象 訪れたのは泊り客が帰る時間で、玄関前に仲居さんが並んで見送っていた。ちょっと気が引けたが立ち寄り入浴をお願いする。露天風呂は別料金だとの説明に驚くが、せっかく来たので入ることにする。 露天風呂は内風呂とは離れて右手の山側にある。まだできて新しいそうだ。凝った雰囲気の岩風呂だ。ちょろちょろと加熱源泉のお湯が流されている。薄く茶褐色のお湯だ。小さな庭もあって楽しめる。 内風呂は建物の左手にあって、階段を降りたり登ったりする。浴室はそれほど広くはないが、窓からは広い日本庭園が見える。お湯は透明でそれほど特徴は感じない。 浴室内に飲泉用の蛇口がある。飲むと金気臭を感じる。泉質は、廊下に掲げてある明治の分析表によると収歛性緑礬泉、現代の分析では鉄(II)硫酸塩泉だ。源泉はぬるいので加熱している。 谷の奥にあって静かな雰囲気だが、あまりにも料金が高いのが難点。混みそうもないので景色が良い季節にゆっくる入るにはよいだろう。 |
■営業
■交通
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