温湯温泉鶴の湯★★★ |
共同浴場の原型が残る温泉場 ■概要 温湯(ぬるゆ)温泉は温泉場の古い形を今でも残している温泉場だ。共同浴場を取り囲むように宿が並んで、浴客はそこから共同浴場に通う形になっている。今では内湯を持つ宿が多いそうだが、「客舎」とよばれる内湯のない古い宿もまだ残っている。 温湯温泉は400年以上前からあった。江戸時代は弘前藩主も通ったと言われている。一羽の鶴が傷ついた足を浸していたことから見つけたという発祥の伝説がある。共同浴場の別名「鶴の湯」はこれにちなんでいると思われる。
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■印象 浴室は広く、浴槽は2つに仕切られている。お湯が勢いよく流れていて気持ちよく床にあふれている。掛け湯をしてさっそく入る。黄緑色を帯びた透明なお湯だ。「ぬるゆ」というがけっこう熱い。温もりが続く湯という意味だろうか。奥の浴槽はさらに熱めだ。 源泉の名前は鶴泉温泉、泉質はナトリウム-塩化物泉(食塩泉)だ。源泉の温度は46度、成分総量1196mg/kg、なめてみると薄い塩味がする。熱めのお湯なのでで体がジンジンと温まる。何を言っているのかよく分からないが先客の地元の言葉が耳に残る。 |
■営業
■交通 |
■温湯こけし
温湯こけしは、青森を代表するこけしだ。形の特徴はウエストがくびれてスタイルがよいこと。ヘアスタイルはおかっぱだ。服の模様は牡丹が多いようだ。 |
■温湯温泉街 共同浴場の周囲には鄙びた旅館や客舎がある。写真は飯塚旅館 |