中山平温泉丸進別館★★★★★


強烈なヌルヌル源泉

■概要

鳴子温泉の隣にある中山平温泉はウナギの湯と言われるほどヌルヌルした浴感で有名だ。そのなかでも特にヌルヌル感の強いという丸進別館を訪れた。

丸進別館は国道からちょっと外れた植物園の隣にある。素泊まり専門の小型旅館だ。大谷川の渓谷の上にあって、周囲には雑木林がある。



近くの源泉塔から湯気が上がっている。よく見ると地面からも湯気が噴出している。温泉地帯の真上いることがわかる。

中山平温泉は300年以上の歴史がある温泉地で、鳴子温泉郷のなかでも最も湯量が多い。大谷川沿いに14軒の旅館がある。

■所在地

宮城県大崎市鳴子温泉字星沼18−9
TEL:0299−87−2301
FAX:0299−87−2305



■印象

豪華な宿ではないが掃除が行き届いていて気持ちがよい。廊下の突き当たりの浴室がある。左が大、右が小浴室で、今回は大浴室が男湯だ。

楕円形の浴槽にヒスイ色の湯がかけ流されている。ずいぶん熱い湯だ。お湯に入ると強いヌルスベ感を感じる。まるでオイルを体に塗ったようにヌルヌルした感じだ。

お湯の香りはちょっと生臭い石鹸の匂い。泉質は含硫黄−ナトリウム−炭酸水素・硫酸塩泉(含重曹芒硝−硫黄泉)、源泉の温度100℃、成分総計1199mg、pH9.6。

教えてもらって気が付いたが、浴槽の水面が傾いているように感じる。トリックアートのように浴室の建物がわずかに傾いているせいだ。

女将に聞くと、建物の傾きは地盤が柔らかくて長年のうちに自然にこうなったそうだ。

中山平温泉特有の強烈なヌルスベを感じるお湯だ。温泉ファンならぜひ一浴してもらいたい。お勧めする。

■営業

営業時間 10:00−16:00
休館日 無休
料金 500円

交通

東北自動車道の宮城古川ICを降りて、国道47号線を西に向かう。鳴子温泉を過ぎて中山平温泉に入り、左折して熱帯植物園に向かう。植物園入り口の右手に丸進別館がある。駐車場は広い。



オフィシャルページ

調査日:2006年4月

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