喜連川温泉 福祉センター 喜連川城★★★ |
喜連川城跡の福祉温泉 ■概要 喜連川(きつれがわ)は古い城下町で、700年前の源頼朝の時代からあった。喜連川の城は二つの川にはさまれた小さな山の上にあった。ここが現在、お丸山公園と呼ばれていて桜の名所だ。このお丸山公園の一角に福祉センター「喜連川城」がある。 現代の「喜連川城」はコンクリートのビルだが、屋根に小さな「しゃちほこ」があって、お城の雰囲気を出している。高台にあるので、関東平野の眺望がすばらしい。 ■所在地 栃木県塩谷郡喜連川町喜連川5478 TEL:028−686−3633 |
■印象 浴室に入ると独特の臭いがする。石油の臭いに近いかもしれない。これはここの温泉の特有の臭いだ。浴室は大きな窓の眺めが良い外は特徴はないが、お湯はずいぶん特徴がある。 お湯は薄い黄色だ。温度はほどほど。泉質は含硫黄−ナトリウム塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)である。源泉の温度は45.8度、PHは7.6である。効能は動脈硬化・便秘・通風等だ。 老人福祉センターなので、昼からお年寄りでけっこう賑わっている。常連のおじいさんによると、第一浴場よりもこちらの方が効くそうだ。 近くには日帰り入浴が可能な国民年金保養センターや簡易保険保養センターもあるが、「喜連川城」も味わいがある。 |
■営業
■交通 |
■お丸山公園 喜連川城主は由緒正しい足利家の血筋だそうで、現在の喜連川町の観光案内にも城主の喜連川氏の系図が説明されている。喜連川氏の始まりはなかなか面白い。 お丸山公園は喜連川氏の前の塩谷氏のものであった。塩谷氏は羽柴秀吉天下統一のとき出遅れて、城を捨ててしまった。そのとき塩谷氏の側室島子がたいへんな美女で、秀吉に気に入られた。秀吉は島子の弟を喜連川城主にした。 |
島子は足利氏の血筋であったので、以来喜連川は足利氏の末裔である喜連川氏によって支配された。 喜連川町は古い城下町であるので、喜連川氏の歴史を誇りとしているようだ。お円山公園の付近には喜連川氏の史跡がそこここにある。 公園は町おこしとして、展望タワーや福祉センター「喜連川城」、お土産センターなどがある。春には桜が美しいそうだ。 |