草津温泉地蔵の湯★★★


時間湯のある共同浴場

■概要

草津温泉の有名な共同浴場の地蔵の湯が改築され、2006年4月に再開されたので再訪した。湯畑から狭い路地を登ったところに地蔵の湯がある。元の位置から西に少し移動して全体も大きくなった。

新しい白木の浴舎で今風のロッジのような雰囲気だ。手前が時間湯の浴室で、奥が一般用の男女別の浴室がある。入り口に鍵がかかるようになって、改装後は入浴時間が決められた。



地蔵湯の元の場所はまだ工事途中で整地されているが、地蔵堂や地蔵源泉の小さな湯畑は昔のまま残されている。



■所在地

群馬県吾妻郡草津町大字草津地蔵
TEL:0279−88−3642
(草津観光協会)



■印象

新しい木の香りと硫黄の香りがする。すがすがしい浴室だ。昔の浴舎とくらべてずいぶん広く、天井も高く湯気の抜けがよい。浴槽も大きくなった。

床は昔の共同湯と同じようにヒバ材のようだ。浴室内に脱衣場があるのも昔の共同湯と同じようだ。

お湯は青みがかった透明のお湯だ。入ると意外に適温。昔の激熱のお湯とは違っていてマイルドに感じる。なにか温度調節の仕組みがあるかもしれない。お湯をなめると金属的な酸味がある。これは前と変わらない。

泉質は酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)、源泉の温度52.3℃、成分総計1670mg、pH=2.0、自然湧出。(2003年分析)

時間制限ができたので夜遅くは利用できないが、地蔵湯が復活したのはとてもうれしい。お勧めする。

時間湯

時間湯は、本格的な温泉療法だ。現在でも利用されていて、最近ではアトピーの治療客も多いそうだ。掲示によると、草津温泉時間湯保存会(TEL:0297−88−2500)で受け付けている。料金は地蔵の湯10日8400円、予約制。


■営業

営業時間 8:00−20:00
休館日 無休
料金 無料

交通

関越自動車道渋川ICを降り国道17号線、国道353号線で中之条へ。中之条から国道145号線で長野原、国道292号線(草津道)で草津へ着く。草津の中心の湯畑から裏通りを少し登ったところに地蔵の湯がある。草津バスターミナル前の駐車場、もしくは湯畑前駐車場が利用可能。



調査日:2006年10月

昔の地蔵湯

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