蛇骨湯★★★


浅草路地裏の有名な温泉銭湯

■概要

東京浅草に温泉通に知られた温泉銭湯がある。今回は浅草六区にある銭湯「蛇骨(じゃこつ)湯」を訪れた。浅草の繁華街の中にあるが、路地の奥まったところにあるので観光客には分からない。

国際通り側から見上げると駐車場タワーに蛇骨湯と書いてあるのが見えるので、それを目当てにするといい。路地に入ると小さな看板がある。蛇骨湯はビルの1階だ。



銭湯の名前は縁起が良いものが多いのに蛇骨湯とはずいぶん変わっている。名前の由来は江戸時代にこの付近は職人が住んでいた蛇骨長屋があったからという。その時代からの銭湯だ。しかし温泉が涌いたのはそれほど古くはないらしい。

1993年に改装して番台ではなくフロント式になっている。都会の銭湯らしく手ぶらでも困らないよう貸しタオルもある。入浴料&手ぶらセット(貸しバスタオル、タオル、カミソリ、シャンプーなど)が580円といたって良心的。



■所在地

東京都台東区浅草1−11−11
TEL:03−3841−8645
FAX:03−3841−9593




■印象

浴室には男湯女湯をまたぐように大きな富士山のタイル絵がある。なかなかみごと。大きな浴槽は小さく仕切られていて、泡風呂、電気風呂、ジェットなどがある。黒褐色のお湯は透明度20cmでそれほど濃くはない。

さっそく浸かると、気持ちよくサラサラしたお湯だ。けっこうツルスベ感がある。モール臭はほとんどない。残念だがごく弱く消毒臭が感じられる。

泉質は「温泉法第2条の別表中に示されたメタ珪酸及び重炭酸ソーダの項で温泉法の温泉に適応する。」と掲示があって、いわゆる規定泉である。源泉の温度18.5℃、390L/分(動力)、成分総計8655mg。



浴室の一部には黒湯を流した小庭園が作ってあって、それを眺められるように露天風呂風の石組み浴槽がある。ぬるめにしてあってお湯の鮮度を感じる。

石組み浴槽の隣に源泉浴槽がある。こちらは源泉がそのまま流し込まれていて冷たい。源泉に浸かれるのはなかなかうれしい。ツルスベ感がより鮮明だ。源泉をなめてみたがほどんど味はない。

場所柄で外国人やその筋らしい刺青の人も利用している。浅草に行ったらのぞいてもらいたい。お勧めする。


■営業

営業時間 13:00−24:00
休館日 火曜日
料金 400円

交通

首都高速道路の駒形ICを降りて駒形橋を渡る。寿4丁目交差点を右折して国際通りを北上、右手のROXビルを目印に行く。駐車場はROXに有料駐車場あり。河童橋通り方向にも探せばある。営団地下鉄、田原町3番出口より徒歩3分。



オフィシャルページ

調査日:2004年11月

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