いわき湯本温泉東湯★★★


いわき湯本のちいさな共同湯

■概要

いわき湯本温泉はスパリゾートハワイアンズの方が有名かもしれない。炭鉱の開発で一時湯が枯れたが、坑内からふんだんに温泉が湧くようになって復活し、福島県浜通りの最大の温泉地になった。

古い温泉地らしく各所に共同湯がある。さはこの湯は有名だが、近くにある地元用の共同湯、東湯を訪れた。温泉神社前の通りを歩いてさはこの湯を通り過ぎ、最初の路地を右に入る。寿司屋のとなりに小さな浴場がある。



東湯は1963年の開業で40年以上の歴史がある。近々にいわき市が東湯を移転させるとの話もあって、懐かしい雰囲気の庶民的な共同湯に入っておきたいと思った。

■所在地

いわき市常磐湯本町三函
TEL:不明



■印象

小さい番台があって、浴室もごく小さい。タイル張りで清潔なな浴室だ。浴槽は4人も入れば満員だ。ライオンの湯口がかなりの勢いでお湯が注がれあふれている。イオウの香りがただよっている。

お湯は透明、かすかに緑色に濁りがある。さっそくかけ湯をして入るがかなり熱い。地元の人も入ったり出たりだ。体がしゃっきりとするお湯だ。入り始めは弱ツルスベ、そのうちキシキシ。

お湯を飲んでみると、たまご風味の甘みと塩味がある。なかなか飲みやすい。源泉はいわき湯本温泉源泉、泉質は含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉、源泉の温度は59℃、pH=8.1、成分総計1743mg。

先客に話を聞いたら、番台さんによって湯量の調節が違うという。今日はいっぱい出してくれてお湯がきれいで緑色っぽいとのこと。良い日にあたった。湯上りはサッパリのひとこと。


■営業

営業時間 15:00−22:00
休館日 無休
料金 70円

交通

常磐自動車道のいわき湯本ICを降りて県道14号線を東へ。4kmほどで温泉街に着く。温泉神社の前を左折してさはこの湯の近く。さはこの湯の駐車場が付近に3箇所ある。



調査日:2007年5月

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