神流川温泉白寿の湯★★★★★


埼玉県内最上級の個性的なお湯

■概要

埼玉県は特徴のある泉質があまり多くないが、今回は濃厚な泉質としては埼玉県内最高クラス「神流川(かんながわ)温泉白寿の湯」を紹介する。印象深い泉質なので2001年8月にオープンしてから何度か訪問している。

神流川の対岸には古くからの温泉地である八塩温泉があるが、神流川温泉はまったく泉質が異なっている。周囲は郊外の住宅街で、温泉の建物は日帰り施設としては地味めだ。



元は温泉つきのゴルフ場の経営会社が開発したものだが、現在は専門会社である東日本温泉(株)が経営している。一時はお湯の管理に問題があったようだが、経営が変わって改善され元に戻っている。



施設には男女別の内湯と露天風呂がある。食堂のほか休憩室は3箇所あって、1つはカラオケ専用になっている。

■所在地

埼玉県児玉郡神川町渡瀬字東337−1
TEL:0274−52−3771
FAX:0274−52−5585




■印象

温泉のお湯は緑がかった赤茶色に濁っている。透明度は15cmほど。驚くのは、溢れたお湯によって床一面が赤茶色の析出で千枚田状態になっている。


内湯はやや熱めの適温になっている。泉温がやや低いため加熱循環しているが、源泉を大量に投入しているので浴槽のふちから大量に溢れている。

温泉の香りは金気臭のまじった海草のような香りだ。なめてみるとたいへん塩辛い。 泉質はナトリウム−塩化物強塩泉、源泉の温度25.4℃、成分総計36.33g/kg、湧出量130L(動力)である。強烈な濃度だ。



露天はややぬるめ、こちらも激しく千枚田状態になっている。浴槽の内側は分厚く析出があってツルツルになっている。コッテリ感のある濃いお湯にじっと浸かっていると不思議な気持ちになる。湯上りは肌がすべすべする。

泉質のおかげで配管はすぐに詰まるので半年に1回パイプを交換するそうだ。毎日夕方5時過ぎころパイプの詰まりを防ぐため湯口を全開にするのが面白い。

屈指の強烈泉質なので温泉ファンはぜひ訪れてもらいたい。


■営業

営業時間 10:00−23:00
休館日 無休
料金 700円(土日は3時間まで、延長1時間100円)


交通

関越自動車道の本庄児玉ICで降りて、国道462号線を児玉方向へ進む。さらに462号線を鬼石方向へ進み、金鑚大師を過ぎて新宿交差点で左折、県道22号線に入る。朝日工業を過ぎるとすぐ。駐車場は広い。



オフィシャルページ

調査日:2004年12月

追加情報

料金が700円に。(Saitou-Homeさんからの情報2008年6月)
現在経営は湯郷グループに変わって施設名も湯郷白寿となっています。


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