五箇山温泉五箇山荘★★★


こきりこ節の古里の温泉

■概要

五箇山(ごかやま)は江戸時代は加賀藩の塩硝(火薬の原料)の生産地として隔離されてきた地域である。非常に深い谷間の村である。加賀藩時代は流刑地としても使われた。

五箇山はまた合掌造りの民家でも有名である。五箇山温泉は古くからのものであるが、現在は平村村営の国民宿舎である五箇山荘(ごかさんそう)の温泉として利用されている。






■所在地

富山県東砺波郡平村田向333−1
TEL:0763−66−2316

五箇山荘のホームページ

■印象

五箇山荘はよく整備されていてきれいである。内風呂と露天風呂がある。温泉は露天風呂の方に使われているそうだ。露天風呂からの眺めは深い谷の緑と、合掌集落が見えてすばらしい。

調査日:1998年5月

現地の情報は
五箇山ネットが大変詳しい。

■営業

営業時間 7:30−21:00
※水曜日は清掃で10:00−17:00は休み
休館日 無休
料金 300円

交通

東海北陸自動車道福光ICから国道304号線を五箇山方向へ。平村で国道156号と合流。156号を岐阜県方向に3km行ったところが相倉合掌集落、そこから川を渡る。福光ICから20k程度。五箇山荘の駐車場は十分広い。


合掌民宿

五箇山の取材では合掌造りの民宿「弥次兵衛」に泊まった。五箇山の合掌造りの民家は3ヶ所の集落に分かれてある。特に集中して残っている地域は世界遺産として登録されている。合掌造りの民家は1階は普通の田舎家に近いが、2階から上は茅(かや)が屋根裏側から見える。


囲炉裏ばたで夕食

重文の村上家住宅


五箇山のくらし

弥次兵衛の主人から聞いた五箇山のくらし:
合掌の維持はかなり大変で屋根を半分だけふき直してたときは600万円かけた。半分は村が出してくれるが、瓦屋根ならこんなにかからない。屋根ふきは技術保存のためもあって森林組合で集まってやることになっている。
冬は雪が3mも積もる。一冬に1,2回雪下ろしをするが、ほかにたいした仕事もないので、割と暇に暮らす。

こきりこ節や麦屋踊りが有名になったので集落のメンバーで県のイベントに参加している。海外での公演もあった。


民宿「弥次兵衛」

1泊料金7000円
TEL:0763−66−2639


山の幸が楽しめる

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