ふけの湯温泉蒸の湯★★★★★  


温泉に浸かって蒸けよう!

■概要

蒸の湯は秋田県側の八幡平では一番高いところにある一軒宿だ。歴史は非常に古く300年前に発見されたそうだ。昔は地熱を利用した蒸かし湯(玉川温泉などでは今でも行われている)だったそうだが、今は子宝の湯として親しまれている。

八幡平の山頂から8kmのところ赤川の源流部にあり、川の両側から噴気と温泉が噴き出している。温泉の建物の裏手が
蒸の湯源泉域パノラマ(96kB)で見られます。昔の湯小屋は1973年に土砂崩れで流されその跡に露天風呂(男女別)が造られている。



温泉の建物は山小屋風の入り口で、奧には内風呂と、新しい露天風呂がある。ロビーにある写真によると、冬の積雪は入り口の階段を越えて玄関が埋まるほどになるようだ。



露天風呂に行く途中、廊下の真ん中に金精さま(子宝に関係したあの形もの)を祀った金精大明神がある。明治の大学者が感激して大きな金精さまを祀ったと掲示してある。金精大明神の向かい側には食堂もある。山菜そばなどが食べられる。



■印象

旅館のフロントでお金を払い一旦外に出て建物の右奥に進むとすごい勢いで湯煙が立ちのぼっているのが見える。お湯も噴水のように吹き上がっている。そのそばに女性露天風呂、源泉の先の方に男性露天風呂がある。簡単な囲いしかなく開放感がとても気持ちいい。周囲は草のない岩山と八幡平の残雪だ。

温泉は暗い白濁色で硫黄の臭いがする。温度調節をしてあるが結構熱い。源泉は沸騰した酸性泉だ。湯船や温泉の樋はすべて木製になっている。なめてみるとやっぱり酸っぱい。



外の露天風呂の後に今度は内風呂に入りに行く。同じ料金で外も内も入れる。内風呂はまだ新しく、古い温泉場にしては広々としている。お湯はかなり熱い。内風呂の近くに建物にくっついた露天風呂がある。そこからの眺めもなかなかよい。ぬるめにしてあるので景色を楽しめる。



■所在地

秋田県鹿角市八幡平ふけの湯温泉
TEL:0186−31−2131
FAX:0186−31−2002

■営業

営業時間 10:00−16:00(未確認)
休館日 無休
11月上旬から4月下旬まで冬季休業
料金 500円

交通

東北自動車道の鹿角八幡平ICで降りて、国道341号線を南下する。八幡平アスピーテラインに入って、大沼の八幡平ビジターセンターを過ぎてさらに峠道を登り、蒸の湯バス停で左折する。道の終点が蒸の湯である。
蒸の湯前に駐車場があるがバスが入るので、混んでいるときは裏の川沿いに車を置くとよいだろう。



調査日:1999年5月


スキーバス

今回は春スキーを目的に八幡平に来た。八幡平は天気が良ければ初心者向きの山スキーエリアだ。山頂から蒸の湯に降りるコースが有名である。真冬は自分で登るけれど、春はバス便があるので気軽に楽しめる。
蒸けの湯駐車場から山頂に向かうバス便(大深温泉)

1999年4/24−10/31
  8:35
 11:01
 11:12
 13:11
 14:44

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