温海温泉下の湯公衆浴場★★★★


さわやかな激熱の透明湯

■概要

山形県の日本海側、新潟県境に最も近い温泉地が温海(あつみ)温泉だ。温海川を海岸から3kmほどさかのぼる。温海温泉には大きな温泉旅館が並んでいる。

温海温泉には3箇所の共同浴場がある。今回は下流側の橋(湯之里橋)に近い共同浴場、下の湯公衆浴場を訪れた。横丁にあってあまり目立たないが、まだ新しい建物だ。



番台はなく、脱衣場にある料金箱に協力金を入れる仕組みだ。ガランガランと大きな音がする。朝一番に訪れたのに、もう先客が来ている。地元の人は毎日来ているという。

■所在地

山形県西田川郡温海町大字湯温海
TEL:0235−43−2111(温海町観光商工課)



■印象

浴室はきれいなタイル張りだ。中央に小判型の浴槽がある。浴槽の蛇口からは恐ろしく熱いお湯がドウドウと注がれて、溢れている。

とても透明で、飲んでみると、薄い澄まし汁のようなダシの効いた塩味で、飲みやすい。源泉のままだと熱くて足も入れられない。

先客の若い人がホースで水をじゃんじゃん入れてくれたので何とか入ることができた。香りはほとんどなく、さらりとしたお湯だ。

泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉(含石膏・食塩泉)、源泉の温度63.5℃、蒸発残留物2241mg。下の湯の温泉供給量36L。源泉は集中管理されている。

湯上りはすっきりサワヤカになる。川端に出て、風に当たると最高の気分だ。共同湯らしい共同湯でとても気に入った。熱湯好きにお勧めする。


■営業

営業時間

6:00−23:00
(清掃時間)9:00−11:00

休館日 無休
料金 200円(協力金)

交通

山形自動車道の鶴岡ICを降りて国道7号線を南下する。32kmほどで温海町に着く。国道から左折して県道44号線(余目温海線)に入り3kmほどで温海温泉に着く。下の湯公衆浴場は国道から湯之里橋へ行く道から一本東側の路地にある。駐車場は朝市広場の近くに公共駐車場がある。



調査日:2006年5月

蕎麦屋 大清水

温海温泉街の一番上流側に、地元で有名な蕎麦屋がある。おいしい湧き水の隣に店がある。名物は蕎麦を木箱に入れた「そね」だ。3人前で2100円。蕎麦の香りが引き立ってとてもうまい。




大清水
山形県鶴岡市湯温海乙131
TEL:0235−43−2064

 

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