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【耳寄りな耳の話】

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【耳寄りな耳の話】

■耳よりな耳の言葉

感音難聴と伝音難聴

聴力検査の時、耳にヘッドホンをあてて計るのは外耳道から中耳を通って聞こえる気導の聴力で、耳の後ろの骨にあてて計るのは、頭蓋骨から伝わって聞こえる骨導の聴力です。気導が悪くて骨導がいい場合は、中耳に問題があると考えられ、骨導も気導も悪いと内耳〜中枢の障害が考えられる。
へびは骨導のみなので、ヘビ使いの笛の音はホントはわからないようです。

■耳寄りな耳の話

難聴ははたからみてもわからないから、難聴のふりをして賠償してもらおうという人もいるそうな(騒音の激しい職場や耳のけがなどで)そういう時、お医者さんが一応聞こえないということで診察をして、患者が安心して帰ろうとする時、お医者さんに背をむけて診察室からでようとする時、お医者さんがチャリン!とお金を落とします。
安心して気のゆるんだ患者がチャリン!で振り向けば、聞こえているという、ゆるぎのない証拠となるそうです。


音声は耳で聞くものとおもわれていますが、聞き取りに大きな役割を果たしているのは脳だそうです。雑音の中で自分の聞きたい情報だけをよりわけてキャッチしてくれます。正常な聴力の人に「ガ」と発音した口の動きを画面で見せて、「バ」という音を聞かせると「ダ」と聞こえるそうです。耳では「バ」と聞こえても脳が混乱して「ダ」と判断してしまう。逆にいえば、聴力が衰えても、予測、想像力などを働かせ、聞こうとする意欲が聴力以上によく聞こえる事につながるそうです。


水兵さんの服の襟ーセーラー服の襟は、襟をたてる事によって、前方からの音を集めるためのものだそうです。


耳には、放熱するという働きもあるため、概して寒い地域に住む動物は、耳が小さく、暑い地域に住む動物は耳が大きいそうです。象は大きい耳をばたばたさせてさらに放熱効果を高めているそうです。


聴検の時使われる単位
音の高さを表すヘルツはドイツの物理学者の名前
大きさを表すdB(デシベル)は、電話を発明したベルさんにちなんでつけられ、dは、Bという単位の10分の1を表すのだそうです。

耳よりな耳の名所

耳神社









全国でも珍しい、耳と安産に霊験のある神社。願いがかなったら、自分の年齢の数だけの竹の錐で簾を作り、奉納する習わしがあります。

中山道(岐阜県御嵩町内)

■耳寄りな耳の参考図書

最近は、Netで検索すればかなりの情報が得られますが、Netという媒体の特長から、長い文章を読ませるのにはむいていないために、「めまい」についての記述の質と量が似ている事が多いように感じます。

病気についてのきちんとした知識は、本を読む事の方がお薦めです。何度か読み返すうちにだんだんと知識が身についてくるし、その時々の症状の違いで、ある時読み飛ばしていた事も、またある時には目に止まるようになって、何度か読んでいたはずでもある時やっと「納得!」の事もあったりします。

自分で手元に置いておく本は1冊でもいいですが、図書館でも「めまい」関連の本を借りて読んでみるといいでしょう。最近は、図書館の本は機械で検索できるので、貸出中の本も含めてどんな本があるのかわかります。

本の写真はそれぞれの本のタイトル前のリンクから見る事ができます。
本屋さんへ行っても図書館へいってもどれもが必ずあるとは限らないので、Netで購入希望の方にも便利なようにしました。

耳寄りな耳の参考図書その1(おもにめまいの本)--->その1

耳寄りな耳の参考図書その2(めまい以外の耳関連の本)--->その2


その1「専門のお医者さんが語るQ&A めまい・耳鳴り」
馬場俊吉 著 (保健同人社)

薄い本ですが、かなり細かい所まで説明があります。説明部分とQ&A
部分とにわかれていて、後から見直したい時どちらに書いてあったのかわかりにくいのが欠点ですが、何度も読み返すうちにめまい・耳鳴りについて細部にわたってわかっていく満足の一冊です。


その1new『めまいの正体』神崎 仁 著 (文藝新書)

下記の本参考


その1new『めまいを治す 生活習慣病として考える』
神崎 仁 著 (慶応義塾大学出版)

めまいを、内耳、脳の血液循環、頚椎と椎骨動脈、ストレス、うつ、心因性など多方面の角度から患者さんの立場にたって書かれています。めまいの原因は内耳だけでなくいろいろ複雑に関係していると思われるような時には、必読です。


その1「徹底図解 めまい 耳鳴り」
水野正浩 伊藤彰紀 監修  (法研)

ほとんどのページで、見開きの左ページが図やイラストで右が解説になっていて読みやすい。


その1「めまいを治す本」
坂田英治 坂田英明 著  (マキノ出版)

下の方に書いてある「めまいは恐い」とほぼ同じ内容です。
めまいがおきる仕組みなどの詳しい説明が「めまいは恐い」の方が詳しいですが、こちらの本は本屋さんの家庭医学コーナーにあり見つけやすいでしょう。「めまいは恐い」はブルーバックスのシリーズのところですが、置いてない場合も多いので。


その1「めまいの話-メニエールから脳硬塞まで」
北原正章 著 (金原出版)

メニエールに対してどこに着目するべきかがわかる本。
内容にはきびしいモノがありますが、読み返す内に本質がみえてくるように思います。


その1「めまい・難聴・耳鳴りはここまで治る」
神崎友和 相原康孝 著 (主婦と生活社)

本屋さんによくおいてあります。めまいについてわかりやすく説明されているので、最初に読む本としてはいいでしょう。


その1new 健康ライブラリー イラスト版「難聴・めまい・耳鳴りを解消する」
神崎友和 相原康孝 著 (講談社)

イラスト・図・表などがふんだんに使ってあって、わかりやすい。特に、内耳など体の図解がたくさんあり、病気の起こる仕組みが目でみてわかりやすく、理解しやすいのではないかと思う。


その1「めまいの診察室」
二木隆 著 (中央書院)

日本でも有数のメニエールの医師の本


その1「NHKきょうの健康Qブック めまい、耳鳴り、難聴-メニエール病」
深谷卓 著 (NHK出版)

うすくて、わかりやすくてさらっと読めます。リンパ水腫でめまいがおきる理由がわかりやすい。症状別に治療法の違いを説明してあります。


その1「ブルーバックス めまいは恐い」
坂田英治 著 (講談社)

めまいが起きるしくみから、その周辺にいたる事まで興味がわくような事柄がかいてあって、読みごたえがあります。
治療に関しては、中耳へのステロイドの考案者なので、中耳へのステロイド投与、麻酔薬の投与が中心です。


その1「たかがめまいされどめまい」
田渕哲 著 (神戸新聞総合出版センター)

めまい全般の多岐にわたった説明があります。
メニエールに関しては今ひとつでした。


その2「耳科学-難聴に挑む」
鈴木淳一 小林武夫 著 (中央新書)

音や聴力に関する本


その1「耳鳴り・めまいがたちまち消える本」
二木隆 監修 (マキノ出版)

二木先生の説明は少しで、さまざまな民間療法の紹介

■耳寄りな耳のGOODS

準備中