(c) NuoLiが作成したGBA用のパズルゲーム (フリーウェア) です。今回、フリーウェアのサイトを色々と物色してたら同じルールのゲームが数種類あったのですが、元々は PopCap Games にある Diamond Mine を元にGBA用にグラフィックをアレンジしたソフトが多数作られているようです (オリジナルの Diamond Mine 自体もGBA用に移植されてた)
ゲームをスタートすると、8x8=64枚のパネルがフィールドに現れます。十字キーでカーソルを動かして、パネルの上でAボタンを押しながら十字キーをいずれかの方向 (上下左右) に入れると、カーソルのあるパネルとその方向の隣接するパネルが入れ替わります。この時、縦・横いずれかで直列に3つ以上同じ模様のパネルが並ぶとそれらのパネルが消えます (消えない場合は無効な操作なのでパネルは元の位置に戻ります)。パネルが消えると上に積み重なっていたパネルは重力に従って落下し、隙間には上から新しいパネルが補充されます。この時、同じ様にパネルが揃っていれば自動的に消えます (俗に言う連鎖)。え〜、ルールはこれだけです。特殊なアイテムが出てきたりとか、小難しいテクニックなんてのは一切ありません。ただただパネルを消していくだけです。
しかし、このシンプルさが逆にハマる!難しい操作は何も無いから後は如何に効率良くパネルの配置を確認して消していけるかでスコアが変わってきます。すなわち、どうすればスコアが上がるかというのが直感的に分かり (フィーリング連鎖はあるけれども)、また純粋にスコアのみで競えるというゲームの本質を突いたところにこのゲームの面白さがあるような気がします。このルールが簡単で、なんとなく遊んでしまうというゲーム性はさめがめに相通ずるものがあるような気がします (さめがめもハマったなぁ)
ゲームモードは Basic Mode と Time Trial Mode の2つ。前者は、手詰まりになるまでひたすらパネルを消していくエンドレスモードで、後者は画面の下に表示されるタイマー (横棒) が無くなるまでゲームを続けて如何にスコアを稼げるかを競います。Time Trial Mode では連鎖でパネルを消すとタイマーが若干長くなるので、フィーリング連鎖だけでなく、なるべく2連鎖以上で消せるように先手を読みながらゲームを進めていくのがハイスコアを獲得するためのコツです (まぁ、分かっててもタイマーが無くなってくるとそんな余裕も無くなってしまうんですが (苦笑))
何故マヤ文明の彫像がグラフィックに使われているのかは謎ですが、細かい所まで描き込まれ、また全体的に調和の取れたグラフィックは、フリーソフトのそれとは思えないほど良く出来ていると思います。音楽はグラフィックからはイメージ出来ない少し明るめの曲だったりしてチョット雰囲気にそぐわないかなぁという気もしますが、まぁ気になる時は音を消せば良いだけの話なので良しとしましょう。さすがに、単品で市販するようなゲームではありませんが (いや、1000円くらいで買えるなら買っても良いけど)、フリーソフトとしてPC上のエミュで遊ぶぶんには充分すぎるくらい面白いゲームといえるでしょう。