みんなのソフトシリーズ・ナンプレアドバンス

昨今のブームに乗っかって、ついにGBAでも数独が登場。ちなみにタイトルはナンプレとなってますが、呼び方が違う (商標的な問題?) だけで全く同じパズルです。

先に海外でリリースされたSUDOKU FEVER!に比べると構成はシンプルで、一般的なサイズである9×9マスの問題のみが出題されます。しかし、その問題数は1000問!仮に1日10問ずつ解いたとしても3ヶ月以上かかります (苦笑)

DSのように直接マスや数字をタッチ出来ないのでSUDOKU FEVER!と同じスタイルで入力します。ちょっと変わってるのは、SUDOKU FEVER!はマス目を決定した後にメニューにある数字選択フィールドにカーソルが移るのに対し、本ソフトではマス目を決定するとフィールド上にテンキーパッドが表示され、そこから数字を選択するようになっています。選んだマス目に合わせてその近くにテンキーパッドが表示されるので、視点の移動量が少ないのは良いのですが、フィールドの一部を覆い隠してしまうので、数字を確認しながら置くというようなやり方をしてる人には遊びにくいかもしれませんね。

個人的に良いと思ったのは、テンキーパッドは前に押した数字がそのまま保持されること。あと上下左右が繋がってるので数字が選びやすいこと。些細なことなんですけど、何問も問題を解いていくにつれてそのありがたみが分かるというか、変なストレスを感じないで済むのはありがたいことです。

ただ、やっぱりマス目を選んでから数字を選ぶというのはチョットまどろっこしいかなぁ。カズオ(PSP)なんかは、L/Rボタンで数字を選択して、十字キーでカーソル移動、○ボタンで決定というシステムになっていて、同じ数字を連続して入力することが多い場合はボタンを押す総数が少なくなるし、操作としても直感的に分かりやすい (カーソルと数字をパラレルに独立して動かせるのも良い) 気がします。まぁ、GBAはボタンの数が少ないので、ヘルプ機能のことも考えるとナカナカ簡単にはいかない部分だとは思いますけどね。

画面しか見たことが無い人は、右のメニューに並んでいる数字ボタンで数字を入力すると思うのですが、実際には上で述べたような仕様になっています。では、右のメニューに並んでいる数字ボタンは何に使うのかというと、ヒント機能の一つとして使います。Rボタンを押すと右のメニューにカーソルが移るので、カーソルで数字を選んでAボタンを押すと、フィールド上に配置されているその数字がハイライト表示され、何処に置かれているかが確認できます。さらにもう一度Aボタンを押すと、補助線が現れます。補助線とは、選んだ数字の縦横に伸びる直線で、この線上には同じ数字が乗らないことを示します。また、線上に数字が無い場合でも枠内に同じ数字が既に存在している時は×印が表示され、同様にその数字が置けないことを表しています。すなわち、補助線を表示して空白になっている部分があればまだその数字を置くことが出来る状態であり、空白が1個しか無ければ無条件にそこに数字を入れることが出来ることになります。やさしいレベルの問題だと補助線の指示に従って埋めていけば (ちょっと手間がかかるけど) クリア出来るようになってたりします。

ヘルプ機能としてもうひとつ。Lボタンを押すとカーソルが通常の1/4の大きさになります。この状態でAボタンを押して数字を選ぶと仮置きすることが出来るようになっています (ひとつのマスに4個まで仮置き出来る)。私はあまり仮置きを使わないのですが (そんなに難しい問題を解いていないという話もある (苦笑))、紙で遊んでた人は結構仮置きを使う人がいるみたいなので (数が少ないとはいえ) 結構使いでがある機能なのかもしれません。個人的にはSUDOKU FEVER!のように置ける数字が自動で表示される方が手軽で好きだったりするんですけどね。

気になったのは、問題で最初に確定している数字が丸囲みの白抜き数字で表示されていること。私だけかな?なんか見づらいんですよね。ただでさえ文字が小さいうえに、フォントがちょっとデザイン文字っぽくて丸っこい数字は似通ってます。さらに、文字の色自体もなんかハッキリしない (薄い) カンジで、フィールドを見ても感覚的に数字の情報がピンときません (というか、もしかして私が色弱だから見えにくいだけかな?)。まぁ、この辺のデザインに関しては人によって捉え方が異なる部分だと思うので一概に駄目と決め付けることは出来ないと思いますが、個人的には、もっとシンプルに表示してもらった方が良かったですね (まぁ、致命的ではないのでなんだかんだ言いながら遊んでますけど (笑))

本ソフトにもエディットモードが用意されていますが、まったくの空白状態から数字を置いて作っていくモード (雑誌の問題などを入力するのに使える) の他に、全てのマスに数字がランダムに埋められ、任意のマスを削除して問題を作成&理論的に解けるかどうかチェックするいうモードがあります。きちんと解ける問題を作るのはナカナカ難しいですが (穴が少なければ解ける問題にはなるけど簡単すぎる)、一から作るよりは遥かに楽だし、凝った模様?のような配置にして見た目で勝負の問題 (って意味あるかどうか分からないけど) を作って楽しむことも出来ます。問題を解くばかりでなく、たまには問題を作ってみるのも良いかもしれませんね。

演出関係はSUDOKU FEVER!同様シンプルで、問題をクリアしても「CLEAR!」というメッセージが出るだけです。一応、クリア時間が残るようになっているようですが、同じ問題を何回も解いたことが無いので記録更新時に何かあるかは分かりません。気になるのはBGM (3種類ある) が結構うるさいというかパズルゲームのBGMっぽくないなぁ、と (ぉぃ)。まぁ設定でOFFに出来るので気に入らない人は効果音のみで遊べば無問題ですけどね。

値段もお手頃だし、GB micro との組み合わせならそれこそ毎日の通勤時間などの空いた時間にお手軽に遊ぶことが出来るので良いかもしれませんね。

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