DIALHEX

えと、まず最初に書いておかなければならないことが。実は私、このゲームに関してはまともに遊べていません。色弱な私にはゲームスタート時点で何が何やら分からなかったというのが正直なところ。いや、適当に動かしてるうちに「あ、これは赤と緑のパネルなんだな」というのは分かったんですが、分かったところで色の区別が付く訳でもなく「なんとなくこれかな?」みたいなカンジで消していくという作業を繰り返すのみ(しかも、そのほとんどはハズレ (苦笑))。特にスコアがどうとかいうゲームではないのが救いなのですが、最初からこういった状態では楽しめるはずも無く・・・

一応、ゲームのルールを説明しておくと、六角形のカーソルを動かし、カーソル内の三角形のパネルを回転して動かして同じ色の六角形を作るとそのパネルが消滅。消滅したところには他のパネルがスライドしてきます。スライドして色が揃えばそのパネルも消えます(連鎖)。三角形のパネルは支えが無い状態では基本的に重力に従って下の方に移動するのですが、カーソル内にある時はそのままで移動しません(カーソルから外れた時点で移動する)。色を揃える以外に白く点滅しているパネルを一緒に消すと同じ色のパネルが全部消え、黒く点滅しているパネルを一緒に消すと縦一直線のラインが消え、穴の開いた下部から周辺の三角形のパネルが落下していきます(これ、なんか砂時計の砂が落ちるみたいで見てて気持ちいい (笑))

六角形1個揃える毎に、その色のメーター(六角形で表示)が上昇。メーターが満タンになると新しい色の三角形パネルが落下してくるようになります。おそらく、このメーターを全部揃えるとクリアになる(そしてエンドレスモードが遊べるようになる)と思うのですが、最初に書いたような状態なのでとてもじゃないですがそこまで遊べてません。

個人的に、システムとしては良く出来てると思うんですよ。まぁ、連鎖を仕込むのが難しい、というか狙ってやるのはほぼ無理で、単純作業で六角形を消していくだけになりがちというのはあるんですが (スコアを競うゲームにしてないのはその辺もあるのかな、と思ったり)。だから (まぁ私だけかもしれないんですが) 色の区別がつかないっていう基本的なところで遊べないっていうのが非常に残念です (念の為に書いておくと、DS でも、DS Liteでも GB microでも GBA-SPでも遊んでみましたが、どれも判別が付きませんでした(´・ω・`))。他のゲーム (特に色合わせ系の落ちモノ) でもそうなんですが、もっとハッキリと区別できる色を使って欲しいと本気で思いますね。

あと、なんでエンドレスが最初から遊べないんだろ?ノーマルをクリア出来ないような状態では太刀打ち出来ないってことなのかな?でも、そんなのはユーザーが決めることであり (エンドレスで練習する人だって居るだろうし) 作る側が押し付けるもんじゃないと思うんだけどなぁ。

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COLORIS

縦か横に同じ色のパネルを3個以上並べて消していくというアクションパズルとしては良くありがちなシステムですが、パネルの色の変え方がチョット特殊。一つのステージで使用される色の数は4から6種類。薄い色から濃い色、寒色系から暖色系などに徐々に変わるような組み合わせになっている。それらの色のパネルがまずランダムに配置されます。カーソルは、例えば前述の例で説明すると一番薄い色と一番濃い色などに変化します。Aボタンを押すとカーソルのあるパネルが変化するのですが、カーソルが一番薄い色の場合は色が一段階薄くなり、逆に一番濃い色の場合は一段階濃くなります。カーソルの色は一定ではなく常に変化しているので、自分が変化させたいパネルと変化させたい色を上手く調整しないといつまでもパネルが消せないという状態になってしまいます。

まあ最初のうちは制限時間的にもシビアではないので適当にカーソルを動かして色を変えているだけで消せるし、フィーリング連鎖も起きやすいです。しかし、ステージが進むにつれて制限時間が厳しくなり、グレーパネル (3つ以上並べても消せないパネル。消すには隣接するパネルを2回消す必要がある) が出現する頻度も増え、一瞬の判断ミスがゲームオーバーに繋がる様になります。比較的難易度曲線の上がり方がゆるやかなので、結構長くプレイ出来ます (スコアが良いかどうかはともかくとして (苦笑))

実際に遊ぶ前にゲーム画面の写真を見てDIALHEXと同じような問題=【色の区別が付きにくい】というのがあるかと思ったのですが、やはり一部のステージの色の組み合わせは最悪でした (全く区別出来ない)。ただ、最初に始めたステージクリアモードに関しては20ステージくらいまでは特にストレスも無く進めることが出来ました。多少見難いところもあったのですが、意外に区別が付くんですよね。さらに、エンドレスモードに関しては最初に色の組み合わせを選ぶことが出来るので、より快適に遊ぶことが出来ます。最初から決められたパターンを押し付けるのではなく、プレイヤーに選択の余地を与えているのは良いですね。

コーネリアスが音楽を担当しているということで (一部の人に) 話題のソフトらしいですが、それが理由で買ってる人を見たことがありません (苦笑)。というか、うーん、彼が作ったと言われてもピンとこない音楽というか。元々、フリッパーズギター以降はあまり聴いてなかったからなぁ (ぉぃ)

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ORBITAL

宇宙空間を漂う惑星を操作して他の惑星を吸収しながら成長させゴールを目指す、簡単に言ってしまえばそれだけのゲーム。ただし本作がそれだけのゲームじゃないのは、その操作性にあります。

自分が操作する惑星は動き出したら止まりません。何もしなければそのまま直進し、隕石や自分より大きな惑星(赤い星)などにぶつかると粉々になってしまいます。しかも通常のゲームのように十字キーで方向を変えるという自主的な動きも出来ません。じゃどうするのかというと、宇宙空間に浮かんでいる他の惑星の重力を利用するのです。Aボタンを押すと惑星の重力に引っ張られ、Bボタンを押すと逆に重力から反発されます。この重力場を上手く操って惑星を動かさなければならず、しかも動きには慣性が付いているのでナカナカ思うように動かすことが出来ません。そのもどかしさ故、最初のステージでもナカナカクリア出来ず嫌になってしまうかもしれませんし、後になってくると惑星の配置が込み入ってきて一度ミスすると連続でミスしてしまうこともあります。ただ、これこそが本ゲームの特徴であり、逆に上手く誘導できた時の達成感があるのも事実です。

自分より小さい青い惑星にぶつかると吸収して大きくなり、それまで赤かった惑星が青くなって更に合体出来るようになるけれども重力が効きにくくなり、さらに大きいので惑星や障害物にぶつかりやすくなる。大きすぎても小さすぎてもミスになる要素があるので爽快感はあまり無いですが、ゴールするまで惰性にならずにゲームを続けられる要因にもなっています。

ただ、極小の惑星(グレー)を自分の惑星の引力圏に引き込んでサテライトにしてからゴールの惑星 (自分の惑星がある一定以上の大きさになると黄色く光り始める) にたどり着くと、その数に応じてライフが増えるのですが、これが結構簡単というか狙ってサテライトにするというよりも移動してるうちに勝手に付いちゃった、ということが多く、結果としてクリア時にライフが大量に増え、簡単にはゲームオーバーにならないという事態を招いています。

と言いつつ、個人的には結構好きです、このゲーム。あまり長い時間遊ぼうとは思わないけど (苦笑)。どっちかというとゲームというよりアート寄りの bit Generations シリーズにしてはありきたりではないアイディアの効いたシステムが良いですしね。宇宙空間を漂っている雰囲気のエコーがかったBGMとかも結構好きだったりします。

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DIGIDRIVE

簡単に言ってしまうと交通整理ゲーム。縦横に交差するフィールドを走っているシェイプ(全3種)を上下左右の4箇所に上手く誘導して1箇所に同じ形のシェイプを集める、基本的にはやることはこれだけ。もちろん、これだけだとあまりにも単純というかゲームにならないのでデンジャーバーとデュアルコアというギミックが存在します。

通常、単純にシェイプを誘導しているだけだとデュアルコアにデンジャーバーが近づき、デンジャーバーがデュアルコアに触れるとゲームオーバーになってしまいます。同じ所に同じシェイプを5つ集めるとストック図形ができ、ときおりフィールドを走ってくるアタックシェイプをストック図形のある所まで誘導するとストック図形を使ってデュアルコアにアタックしデンジャーバーから遠ざけることが出来ます (貯まっているシェイプが多いほど遠ざける距離が長くなる)。このようにして、シェイプの誘導をしつつデュアルコアを守ってスコアを競うのが本ゲームのシステムです。

ストック図形は同じ種類のシェイプを集めるごとに中身が埋まり図形全体が埋まるとストック図形が円形に近づきデュアルコアをアタックする距離が長くなるので、当然同じ種類のシェイプを集めるのが基本戦術になるのですが、ゲーム開始時の2種類ならまだしも3種類に増えるとナカナカ手ごわいです (シェイプが進んでくる方向によっては思うところに誘導出来ないこともある)

ストック図形のある道は図形と同じ色になるのですが、時間とともに薄れていき、色が消えてしまうとその場所に対応するストック図形が消えてしまいます (道と同じ色のシェイプを入れると道の色は復活)。道と違う色のシェイプを誘導した場合ストック図形は消滅してしまうのですが、他の所にストック図形があれば貯まっていたシェイプを分割してストック図形に加えることが出来ます。

4箇所全てにストック図形が出来るとアウトバーン状態となり、道の色が消えるか道と違う色のシェイプを入れるまで継続、アウトバーン状態が終了した事典で消滅したストック図形でデュアルコアにアタックします。

まぁなんか色々と細かいことを書きましたが、同じ種類のシェイプを効率良く誘導していく、これが全てです。特に複雑な操作が必要な訳でもなく、初めてやる人でも難なく遊ぶことが出来るでしょう。単調な作業になりがちですが、ゲーム&ウォッチのような中毒性があるというか淡々と操作を繰り返していくうちに、シェイプがドンドン流れてきて段々ハイになってしまう気分が味わえました (アブナイ (苦笑))

アウトバーン状態になると結構画面に動きが出てくるのですが、普段はシェイプが細々と流れてくるだけで結構地味。数種類からスキンが選べるようになってますが、ゲーム中に使う色数自体が少なく、かつあまり派手だと見難くなるので、まぁこれくらいが丁度良いのかな、と (bit Genarationsシリーズとしてはアート性は低いかもしれないけど)

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Soundvoyager

bit Genarations シリーズ中、というかGBAのソフトとしてもかなりの異色作として注目されていた本作。ネット上でも、他のシリーズは買わないけどコレは欲しいという意見が多かったことからも注目度は高かったと思われますが、システム自体は前世紀に既にオトゲー (バンダイ)というカタチで製品化されていたりします (音で遊ぶシューティングゲームというコンセプトで、敵の位置と自分の位置を音によって座標を重ね合わせてミサイルで攻撃して倒す)。音の種類も通常のインベーダーっぽいものから、酔っ払いのオッサンの声までバラエティに富んでいて、私のような一部のゲームマニアには結構注目されていました。ただ、オトゲーの場合は最初から音だけで遊ばなくてはならないという部分がどうしてもネックになり (音で位置関係を把握といっても、どの状態が正解なのか初めてやった人には分かりづらいし、音質や音の種類によってもかなり判定が曖昧に思える部分があった)、一般の人に受け入れられることもなく消えていってしまいました。

その教訓を活かし・・・た訳では無いと思うのですが、本作では音だけで遊ぶのではなく、まずは普通の状態でゲームを開始し、どういった状態になれば正解になるのかというのを視覚・聴覚同時に把握させるようになっています。そしてゲームが進むにつれて画面からキャラクタが消えていき、最終的には音のみで判断することになります。まぁ中にはキャラクタが消える前にクリアしちゃうってゲームもあるのですが、それはまぁ愛嬌ということで (笑)。いずれにせよ、音がコンセプトだからといって音だけに限定せず、如何にしてそのコンセプトを受け入れてもらうか、そのためにはどうすれば良いかを考えて作られた (と思われる) 本作は、一般の人でも遊べる (長続きするかどうかはともかくとして) ゲームに仕上がってると思うので、買えとまでは言わないけれども是非とも一度遊んでみてゲームの可能性を感じてもらいたいものです。

ゲームは7種類あるのだけれど、個人的には一番オーソドックス?なsound catcherがお気に入り。音楽のバランスがちょうど真ん中に来るように合わせるゲームで、ひとつのメロディーラインを正解する毎にバンドのセッションの様に演奏が増えていき最終的にひとつの曲として演奏されてクリアというのがお気に入り。メロディーラインが増えるごとに聴き取りづらくなる=難易度が上がるというのも流れとして不自然さが無くて良いですね。ステージが進むにつれて、流れる曲が違うというのも先に進む意欲が出てきます。

ただ、やること自体は単調なので飽きるのも早いという点は否めませんね。やはり音だけということになると複雑なシステムには出来ないし、演出という点でも派手にするには限界があります。こういった点が音だけのゲームが浸透しない理由なのかもしれませんね。私も今回は購入しましたが、続編が出たとしても同じ値段だったら買わないかもしれませんね。

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