タイトルだけでは何のゲームか見当もつかない

PANG!

Produced by (c) ハドソン
1993.??.?? 発売 (\.----)

別のページで紹介している CANNON BALL にアレンジを加えてパッケージ化したモノ。海外のみの発売なのでほとんどの人は知らなかったのではないでしょうか。


絶景かな、絶景かな・・・

基本的なシステムは変わっていません。画面の中を飛び回るボールを撃って分裂させ、最終的に消滅させればステージクリアとなります。ただ、いくらGBとはいえオリジナルのままではあまりにも寂しいという訳でいくつかのへんこうが加えられています。まず見た目で変わっているのがステージに背景があること。これは主人公が世界各国を冒険するという設定に基づき色んな国の名所 (日本なら富士山とか) が表示されます。また、背景だけでなくステージ上に壁やハシゴなどのギミックがあるのも大きな変更点。ハシゴは上下の移動しか出来ず、壁はボールを不規則に弾きます (壁は壊すことも可能)。これらのギミックにより従来よりも動きに制限が加えられ難しくなっています (ボールが多くなってきた時に下手に障害物があると動きが予想しにくい)。


マシンガンをぶっ放せ!

それを少しでも緩和する変更もあります。まず、プレイヤーのストックが増えていること。昔は1人やられるとオシマイだったので格段の進歩です (笑)。もうひとつはボールを割った時に時折アイテムが出現すること。これを取ると通常のモリがマシンガン (連射可) になったり、画面の天井まで伸びて一定時間ラインが消えない (もちろん、そのラインに触れたボールは勝手に割れる)、ボールの動きを止めるなど様々な効果を発揮します。上手くすれば瞬殺も可能です。ただ、ボールの動きが早くて結局すぐにやられちゃうことが多いんですけどね。


いざ、次の冒険のステージへ

アレンジの仕方は良かったんだけどもう少しバランスの調整をして欲しかったです。昔は単調でも結構アツくなって遊べたんですが本作はどうも『あっ、終わっちゃった』で済んじゃうんですよねぇ。なんかプレイに対するこだわりが無いっていうか。パッケージソフトとして考えた場合、これにお金を払うのはちょっと勿体無かった気がします。個人的には、Loppi のラインナップに入ればそこそこ売れそうな気がしますがいかがでしょう>任天堂さん (もちろん、書き換え料は800円で)。


お買い得度:★★★☆☆(3)
ルールはシンプルで良いが、飽きるのが早いのが難