なんか、任務に失敗したかのような黄昏たオープニングだなぁ (苦笑)

マインスイーパー〜掃海艇〜

Produced by (c) パック・イン・ビデオ
1991.12.13 (\.3500)

Windows ユーザーにはお馴染みのマインスイーパーです。まぁ、Windows に限らず、また製品・フリーウェア問わず色々なカタチで出回っているので全く知らないという人はいないでしょうね。


ここには旗がある?

まぁ、一応簡単にルールを書いておくと、フィールド内に隠された爆弾を爆発させないように爆弾以外のパネルを全て開けるのが目的のゲームです。GB版では3つのレベル (パネルの数が異なり、9×7、12×12、18×14の3種類) ごとに、10段階の難易度 (フィールド内にある爆弾の数) が設定出来ます。十字キーでカーソルを動かしてAボタンを押すとパネルが開きます。この時、そのパネルの下に爆弾があった場合にはそこでゲームオーバーです (泣)。爆弾が無かった場合には、そのパネルの周りにある爆弾の数が表示されます。ただし、周りに1個も無い場合は0を表示する代わりに周囲の8マスが自動的に開かれます。そして、自動的に開けられた8マスの中に0のマスがあればさらにその周囲も開かれます。ヒントを元に爆弾があると推理した場所には旗を立てることが出来ます。なお、GB版では確定したヒントの周りに開いていないパネルがある状況 (たとえば、ヒント数字が2で周りの8マスのうち既に爆弾が2個あって、他のパネルが1個しか開いていないような状況) の時に、このヒント数字のマスにカーソルを合わせA,Bボタンを同時に押すと、そのヒントの周りで開いていないパネルが自動的に開かれます (この場合も上で書いた法則でパネルが開いていきます)。これは、Windows 版でも使える操作なんですが、フリーウェアや亜流のマイン系ゲームではサポートしていないことが多いので、ちょっと感心しました (これが使えるか使えないかでかなり展開が違ってくる)


見事に7つの海を制覇しきったぞ!!

GB版にはノーマルモード以外に7ミッションモードというのがあります。これは、俗にいう7つの海とやらを意識したんでしょうか?1つの海 (エリア) に10のステージがあり、それらを全てクリアしていくというモードです。各ステージには制限時間があり、たとえ失敗してもコンティニュー出来る代わりに制限時間が短くなるという (結局は制限時間内に解けなくてゲームオーバー (苦笑)) システムになっています。もっとも、出てくる問題 (あらかじめヒント数字がある程度表示されている問題が出てくる) のパターンが少なく、答を覚えておけばいつでも確実にクリア出来るようなシロモノだったりします。さらに悪いことには7つの海といいながら、各エリアをクリアしても表示されるグラフィックは同じ (エリアの名前だけが違う) だったりしてクリアの達成感が薄いのが何とも。ハッキリ言うと、このモードの存在意義が分かりません (笑)


お邪魔パネルというのも面白い存在

あと、Windows 版にもあるカスタマイズ (エディット) モードがあります。普通にメニューから選ぶと、パネルと爆弾の数しか設定出来ませんが、7ミッションモードのパスワード入力で1NTと入れると、お邪魔パネル (開けることの出来ないパネル) の数も設定出来るようになります。まぁ、あまり意味の無いギミック (自動でパネルが開くのが塞き止められるくらい) ではありますが単調になりがちなゲームにおいて良いアクセントにはなっています。
操作性は悪くありませんが、やはり高いレベルでパネルが小さくなると見にくいというのが難点です。さらに、一番難しいレベルでも Windows 版の中級程度のパネルの数なので上級者には物足りない気がします (大体いつも上級で遊んでますからね)。それでもまぁ、ちょっとした時間に遊べて、それなりに頭も使っている (気になれる) という点では非常にGB向きのゲームと言えるでしょう。これ単品では無理でしょうが、フリーセルとかとも合わせて1つのゲーム集としてGBAでリメイクしてもらいたいですね。


お買い得度:★★★☆☆(3)
暇つぶしには最適なゲームだと思うけど
パソコンを持ち歩くような人には不要かも (笑)