ちょっと色使いが悪すぎて見にくいと思うのは私だけ?

ぽっぷんぽっぷ

Produced by (c) ジョルダン
2001.02.16 発売 (\.3800)

パズルというよりもシューティングに近いという意味ではクォースに似てるかな?発売された時期がGBAの発売前だったのであまり大きく取り上げられることはなかったですが、多機種版やアーケードではナカナカ人気があったようです。


大ピンチ!侵略間近!!

ゲームのシステムは先ほどの説明にあるようにシューティングパズルといったカンジ。画面下のキャラクタを左右に動かし、上空の雲に合わせて動いている風船群に狙いを定め、2個1組の風船を発射します (風船は回転させて縦2個あるいは横2個の形状で発射出来ます)。そして、同じ色の風船が3つくっつけば風船が割れて消滅、浮かんでる風船を全部割ればクリアとなります。風船は雲といっしょに横に移動しながら徐々に降下してきます。風船が1個でも赤い線を超えてしまったらゲームオーバーになってしまいます・・・とここまで書いて何かに似ていると思ったあなたはスルドイ。そう、この動きは正にスペースインベーダーだったりするのですが、本ソフトを開発したねこぐみって会社はスペースインベーダーを作った人が社長の会社だったりします。うーん、三つ子の魂百までとはこのことか (笑)


上手く繋がるかな?

さて、このゲームが他のゲームと違って難しいのは、ナカナカ思った所に風船を発射することが難しいというところです。というのは、フィールドの風船は横に移動しているので下から風船を発射してから接触するまでのタイムラグ (移動距離) を把握していないと隙間を狙ったつもりがズレてしまったということになりかねません (というか、多々ある (苦笑))。他の同種のゲームの場合はプレイヤーがモノを発射する方向に対してフィールドの対象物は同軸方向に移動してきますが、このゲームの場合は対象物は垂直方向に移動しているので攻撃するポイントを見極めるのが非常に難しいです (しかも、風船は徐々に降下してくるし、移動スピードも速くなっていくのでその都度補正しないとイケナイ)。ま、それがこのゲームのゲームたる所以でもあるんですけどね。


GBAでも活躍中の巫女・小夜ちゃんも登場

で、そうなると結局下手な鉄砲数撃ちゃ当たるで、適当に風船を発射しているうちに適当に同じ色が組み合わさっていつのまにかクリアというパターンになります。ただ、それも風船の数が少ない序盤のステージだけ。高次のステージでは赤い線のすぐ側に風船がある状態 (しかも画面一杯の風船) で始まったりするので適当にやっていてはクリアどころか自滅してしまいます。そこで登場するのがお助けアイテムとなる特殊な風船。接触した風船を全部同じ色にしたり、一定範囲の風船を無条件に消滅させたり、風船の侵攻を1段階遅らせたりと、かなり役に立つ (というか、後半は事実上アイテム無しではクリアは難しい) モノばかりです。ただし、一部のアイテムを除いては最初にプレイヤーが選ぶキャラ (全部で9人) 毎に出現するアイテムが決まっており、また各々のキャラは各自移動速度や風船の発射速度に違いがあるので、どのキャラを使えば良いかが結構迷いどころです (なお、各キャラの能力とアイテムに関しては公式ページがありますのでそちらを参照してください)。キャラによって攻略のパターンも微妙に変わってくるので結構長く楽しめるのではないでしょうか?


孤独な戦いが続く

ちなみに、本作で遊べるモードは4つ。ストーリーモードは1人用のモードで、6つのラウンドをクリアして大魔王を倒すのが目的。1つのラウンドは4つのステージからなり、最後のステージにはラウンドクリアを邪魔するボスが待ち受けている。ボスの攻撃をかいくぐりながら風船を全て割ればクリアとなります。2人用には2人で協力してストーリーモードをクリアするモードと、対戦をするモードの2つがあります。その他に、エディットモードが付いていて自分でステージを作ることが出来ます。雲や風船の配置や雲の長さ、それに、敵の配置まで決められるのですが、ある程度パターンが決まっているのであまり凝ったモノは出来ないみたいです。一応、作ったステージはパスワードで保存が出来るので、メェルとかWEBの掲示板で教え合うことが可能・・・なんだけど、そういうことしてるって話を聞いたことが無いのはやはりユーザーが少ないからなんでしょうかね (苦笑)

最初の方で書きましたが、シューティング色の強いゲームで連鎖とかはフィーリングで出来るというカンジです。逆にその辺がお手軽といえばお手軽であり、あまりゲームをしない人にでも簡単に遊べるという点では評価出来るでしょう。


お買い得度:★★★☆☆(3)
慣性のついた動きに慣れるまでが大変だが
見た目の可愛らしさと簡単なルールのとっつきやすさはマル