ビビデナバビデナ〜・・・ちなみに、あの千秋がCVやってましたね

ノンタンといっしょ
くるくるぱずる

Produced by (c) ビクターエンタテイメント
1994.04.28 発売 (\.3900)

幼児用のアニメノンタンといっしょを起用した落ちモノパズル。モロにキャラゲーなんですが、製作に当たったのがポケモンを作ったゲームフリークというのがミソ。


まずは、このリンゴを消して・・・

比較的低い年齢層を対象にしている (と思われる) せいか操作は非常に簡単。十字キーの左右でパネルの移動、下で落下、A/Bボタンでパネルをひっくり返す、コレだけ。ルール自体も非常に簡単。同じ種類のパネルを2枚以上くっつけて消す、コレだけ。消えたパネルの上のパネルは下に落ち、そこでまたパネルが揃えば消えていきます (ま、連鎖って言った方が早いか)。パネルには、リンゴやカエル、虫などの絵が描かれており、それぞれ表と裏があります。無論、同じカエルでも表なら表同士、裏なら裏同士でくっつけないと消えません。また、その他にステージキャラハチという特殊キャラがあります。前者は各ステージで横に出ているキャラ (ノンタンとか) で、揃えて消すと横1列全てのパネルが一気に消滅します (お助けキャラ)。後者は、お邪魔パネルでハチ同士をくっつけないと消えません (前述のステージキャラを揃えても消えない)


うわっ、ハチが出てきちゃった!

これらの特殊キャラは普通には出てきません。パネルをひっくり返した時に、他のキャラに混じって登場するのです。コレがこのゲームのミソ。通常の落ちモノの場合、パネルが現れたら、何処に落とすかだけを考えれば済みます。しかし、このゲームの場合には、1回パネルをひっくり返して裏と表を確かめてから何処に落とすかを考えなくてはなりません。特に、画面上にカエルの後ろ姿、ネクスト表示にカエルの正面が出てきたら、即ひっくり返して消せる!と思っても、いざひっくり返してみたらハチが出てきて大パニックってなこともあるのです (そのままハチで落とすか、表に戻すかという選択も出てくる)。絶えずパネルをクルクルとひっくり返すところが、このゲームのネーミングの由来でもありキモでもある訳です。最終的にやること (パネルを消す) は今までの落ちモノと変わらないのですが、そこに至るまでの過程に変化を加えたことで非常にスリリングなゲームになっていると思います。


おトモダチたくさんできるかな?

モードは、ひたすらパネルを消してハイスコアを目指すモードAと、お邪魔キャラのハチを全て消すとステージクリアになるモードB、2人用対戦があります。2人対戦はやったことが無いのですが、対戦攻略法を見たカンジでは楽しそうです。
いずれのモードでも操作の正確さ、戦略性が非常に重要で、もちろん運の要素もありますが、そのウェイトは小さいと思います。キャラゲーの形態を取ってるので対象ユーザーが低く思われがちですが (まぁ、実際低いんでしょうけど (笑))、意外に玄人でも遊べる内容だと思います。派手な演出が無いぶん、落ち着いて遊べて良いかもしれませんね。


お買い得度:★★★★☆(4)
ツボを抑えたゲームの造りは好感触
さすが、ゲームフリーク